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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
英知@マンガ専用
34
(再)読み直したらこれも良いお話だった^^多分最初に読んだ時はカタカナ名か・・・って思って頭にあんま入ってなかったのかも;甘い物禁止令なんて出された日にゃ大暴動ですよね。でも、そういう党が支持されてしまった経緯に、大人たちが選挙をサボったことがあるっていうのが心に刺さりましたね;ちょっと異常な位に警察もしつこかったけど、最後は爽快でしたね!あいじ先生の描かれるキャラクターや小物、洋服が可愛くて癒されます!2016/02/11
ミロリ
20
チョコレートがない世界ってありえない。チョコレートが禁止なのは分からなくもないけど 砂糖や塩も禁止ってのはおかしい。これこそ異常。ストーリーについては原作を読んで語ろうと思います……。 作画は山川あいじさんで正解。この話に合う絵柄って彼女だけじゃないかな。舞台が外国ってのが一目で分かる。線の細さや本当の人間らしい身体のライン そういうのがより雰囲気を出してる。 ルイーズのブレイズに恋する乙女な表情は可愛かった。 チョコレート警察の冷酷な顔。スマッジャーとハントリーの勇敢な姿は印象的。2013/08/15
ふじ
19
児童文学のコミカライズ。チョコレートをはじめ、甘いものを取り締まる健康推進党に立ち向かう少年たちの物語。もちろん結末は読めるんだけど、やっぱりワクワクする展開ににんまり。正しさだけじゃ毎日楽しくないよね。民主主義を手放す大人や、潔癖なまでの正義など、いろんなことを風刺した話でした。たぶん端折られた部分もあると思うので、原作も読んでみようっと。2017/10/16
shikada
17
アレックス・シアラーの小説を日本でコミカライズしたもの。大筋は小説と同じく、イギリスを舞台に、「健全健康党」が与党となり、国民の健康を害するチョコレートをすべて禁止してしまう、というストーリー。原作の小説を読んだときに面白いと感じた部分がけっこうカットされてしまっていたのが残念。小説にはチョコの密売とか、甘党を教育する隔離施設とか、そういう細部が描き込まれていて、そこが作品の魅力につながっていたと思う。それにしても、少女漫画要素は皆無なのに、なぜマーガレットから出版されたのだろう?2020/06/06
Nao*
16
原作知らずに読んだので、特に不足を感じることもなく楽しめました。全ての甘味が禁止された世界で、自由を勝ち取る為に戦った少年達のお話。設定はファンタジーでも、大人が意思を主張する権利を放棄したことで政府が都合良く法律を作る、とか有り得ない話じゃないと思う。「大人がなにをしてくれるんだ」が耳に痛い。自由も幸福も自分で選ぶ権利があるなら、勇気を持って動くべきなんだな。この作品の様に全てが上手くはいかないとしても、何もしないよりは良い。絵も素敵で読んでよかった♪2014/06/11