出版社内容情報
「わたし、部活には行きません」
絶対に定時で帰る中学校教師・白兎が、ブラックな教育現場で大活躍!?
その裏で……
・土日も部活ばかりで離婚を切り出される野球部顧問
・プールの水を止め忘れた体育教師
・教員不足に苦しむ教頭先生
・過労死ラインに達した中堅教員
・採用試験に落ち続ける臨時講師
……全員、限界。
コミックエッセイ『娘がいじめをしていました』『マンガ 犬が伝えたかったこと』等が話題の漫画家・しろやぎ秋吾が、令和の教育現場をリアルに描く。
SNSで現役教師たちの凄まじい共感を呼んだ、笑いと涙の教員コミック!
【目次】
第1章 定時で帰っちゃダメですか
第2章 家族より部活が大事なの
第3章 自腹を切って当然ですか?
第4章 正規の教師ではありません
第5章 教頭になって後悔してる
解説 高浜行人
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いちろく
19
雑務や部活の受け持ちを始めから断り、定時上がりでパチンコに行く女性教師・白兎。現実にはそんな先生は存在しないと分かるが物凄く雑務をしないキャラを設定して、今の働きすぎる教員の現場を提示することで、その中間の塩梅を模索していく内容にも思えたが……。物語前提といえど事実も基にしている印象もあり、如何せん提示された内容がブラック過ぎて、そりゃ教員の成り手は減るし、別の道を探せる人は先ず他職も探すわな、と改めて納得出来たのが本音。教員にでもなろう、教員にしかなれない人材「でもしか先生」という言葉も初めて知ったよ。2025/07/23
totuboy
4
この本、日本国民すべてが読むべき。なぜ今の教育現場が疲弊しているのか。評論家の立場ではなく、現場のリアルが詰まった実話をもとに構成されている点が秀逸。誰もが人生でかかわる学校。教育について誰もが一家言したいのはわかるが、それは玉石混交。本当に子どものためになる教育は何なのか、「教える」ことを生業としている、そして、そのための資格も持っている「教師」をもっと信じてほしい。一部の声が大きい人に振り回されて右往左往するような教育改革は、本当の改革ではない。真剣に「教育」を考えませんか?2025/05/28
Ayakankoku
3
学校現場のリアルが詰まっていて、読みながら苦しくなる場面もあった。2025/07/06
hr
2
店頭で見つけて衝動的に買い、読み終えてしまった。SNSで読んだことのある話も多かった。紙読書のスピード感を再認識。2025/06/11