出版社内容情報
イスラエルとパレスチナの衝突。世界各地で勃発するテロ。その背景の根深い宗教問題――。
同じエルサレムを聖地とするユダヤ教、キリスト教、イスラム教をめぐる約三千年を追いながら、日本人がわかりにくいと思われるポイントを整理し質問形式で世界史を読み解く。
直木賞、毎日出版文化賞、司馬遼太郎賞受賞の西洋歴史小説第一人者による世界史講義。
【本書 第一部「古代の一神教」目次より一部抜粋】
<第一章>ユダヤ教の誕生
・ユダヤ人とは何か
・『旧約聖書』とは何か
・唯一神はどこから来たのか
・イスラエル王国とは何か
・バビロン捕囚とは何か
・ハスモン朝、ヘロデ朝とは何か
<第二章>キリスト教の成立
・イエスはどんな人だったか
・イエスは何を説いたのか
・十二使徒とは何か
・パウロの伝道とは何か
・『新約聖書』とは何か
・なぜキリスト教は広まったのか
<第三章>イスラム教の出現
・ムハンマドはどんな人だったのか
・ムハンマドはなぜ信仰に目覚めたのか
・なぜメッカに巡礼するのか
・ヒジュラとは何か
・『クルアーン』とは何か
・六信五行とは何か
・三宗教は、なぜひとつになれないのか
内容説明
歴史のなかに、鍵がある。一神教から俯瞰する約三千年の世界通史。直木賞、毎日出版文化賞、司馬遼太郎賞受賞作家、西洋歴史小説の第一人者による明解講義。
目次
第1部 古代の一神教(ユダヤ教の誕生;キリスト教の成立;イスラム教の出現)
第2部 中世の一神教(祖国なきユダヤ人;俗化するローマ・カトリック;繁栄のイスラム)
第3部 近代・現代の一神教(プロテスタントの分離;イスラムの遠い近代;イスラエルの建国;現代の一神教)
著者等紹介
佐藤賢一[サトウケンイチ]
1968年山形県鶴岡市生まれ。山形大学教育学部卒業。東北大学大学院文学研究科フランス文学専攻博士課程単位取得満期退学。1993年『ジャガーになった男』で第6回小説すばる新人賞受賞。99年『王妃の離婚』(集英社)で第121回直木賞受賞。2014年『小説フランス革命』(集英社)で第68回毎日出版文化賞特別賞受賞。20年『ナポレオン』(集英社)で第24回司馬遼太郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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