1974年のサマークリスマス―林美雄とパックインミュージックの時代

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1974年のサマークリスマス―林美雄とパックインミュージックの時代

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  • サイズ B6判/ページ数 347p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087816105
  • NDC分類 699.3
  • Cコード C0095

出版社内容情報

1970年代、若者に絶大な人気を誇った深夜ラジオ『パックインミュージック』。伝説のパーソナリティ・林美雄を軸に、有名無名の人間模様を描きながら70年代カルチャーの実相に迫る青春ノンフィクション。




柳澤 健[ヤナギサワケン]

内容説明

ユーミン、八月の濡れた砂、タモリ、野田秀樹―。あの音楽も、映画も、才能も、この人が見つけた!伝説の深夜ラジオパーソナリティ・林美雄と70年代の実相に迫る、青春ノンフィクション。

目次

1 夜明け前に見る夢(ミドリブタニュース;パ聴連)
2 「林パック」誕生(同期は久米宏;TBSと深夜放送 ほか)
3 深夜の王国(八月の濡れた砂;ユーミとセリ ほか)
4 夏もおしまい(荻窪大学;あの日にかえりたい ほか)

著者等紹介

柳澤健[ヤナギサワタケシ]
1960年3月25日東京生まれ。慶應義塾大学法学部卒。文藝春秋に入社し、『週刊文春』『Sports Graphic Number』編集部などに在籍。’03年7月に退社し、フリーとして活動を開始する。’07年にデビュー作『1976年のアントニオ猪木』(文藝春秋)を上梓した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

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山田太郎

62
パックインじゃなくてオールナイトの世代というかビートたけしが完全ずっぱまりなんで、いまいち時代があってないんですが、というか初めて聞いたのは鶴光の土曜オールナイトでやたらやらしいということで、あれはあほな中学生だったなと、あへあへとか言ってなかったけ。エポのテーマ曲だけ覚えてるんだけどな、ラジオのダイヤルあわせばとかなんとかいうやつ。やっぱり個人のノンフィクションて故人だと最後盛り上がるなと。泣けました。2016/09/07

へくとぱすかる

42
なぜ林美雄か? いつも2番手を行くような印象を与えながらも、サブカルチャーの世界に、若者の心に最大級の影響を与えていった、伝説のアナウンサー。TBSの局アナという立場から完全に跳躍した活動は、しかしその時代だからこそ可能だったのだろう。若者たちが、決して変えられない力に対して、それでも何かできることがあるはずだと、信じて行動できた時代。林パックに出演した人たちのエピソードとともに読むと、まさに70年代にタイムスリップできる! 林のお別れ会に歌われた、ユーミンの「旅立つ秋」の詩が、胸にぐっとくる。2017/03/31

fwhd8325

33
著書から伝わってくる熱気は、嫉妬も覚える。ラジオは、様々な意味で学ぶ場所だった。林さんの死は、早すぎたとも、やり尽くしたとも言えるのかもしれない。ここ数年、学びの場所で活躍されてきた方々が、一線を退き、鬼籍に入られたりと、時代とは言え、寂しさを感じる。著書で林さんは語っています「本当にいいものは隠れている。だから自分で探さないといけない。自分がいいと思ったものを信じて、それを追いかけるんだ」と。あの頃、大人たちは、枠にはめるのではなく、感性を信じるように導いてくれたのだと思う。2016/07/03

ばんだねいっぺい

29
装丁のこの顔のこの人の評伝。夏にもクリスマスがあってもということでサマークリスマス。そういう楽しいセンスの人。ラジオに特定の思い入れがある人にとっては、いろいろと心の動く一品。2016/05/28

kokada_jnet

24
林美雄も「パックインミュージック」もまったく知らなかった。まさにサブカルチャー史のミッシング・リンク。2017/09/24

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