アハメドくんのいのちのリレー

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アハメドくんのいのちのリレー

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  • サイズ B6判/ページ数 132p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087814712
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報

砂漠に散った12歳の少年が残した、平和の鍵
イスラエル兵に誤射され殺された12歳のパレスチナの少年アハメド。父イスマイルは、その悲しみを横に置いて、なんとイスラエルの病気の子供を救うため、臓器移植を承諾した。平和への願いを込めて…。

目次

難民キャンプのわんぱく坊主
降り積もる憎しみと悲しみ
少年の黒い瞳が見つめてきたもの
未来を断ち切った二発の銃弾
オモチャの銃なんて持っていなかった
殺された息子の臓器を殺した国の病気の子どもたちに
心の謎を解く旅のはじまり
憎しみや悲しみを断ち切る鍵
ぼく自身もいのちのバトンだった
憎しみをかき立てる巨大な壁
声なき叫びがこだまする町で
イスラエル人医師の迷い
悲しみと憎しみを横に置いて
国は敵同士でも私たちは家族だ
心臓を受け取った少女の夢
息子からもらった宿題
平和の船が行くエメラルドグリーンの海を
夢の絵本でいのちのバトンをつなぐ

著者等紹介

鎌田實[カマタミノル]
1948年、東京都に生まれる。1974年、東京医科歯科大学医学部卒業。1988年、諏訪中央病院院長に就任。2005年より、同病院名誉院長。2000年、著書『がんばらない』(集英社刊)がベストセラーになる。2006年読売国際協力賞受賞。2011年、第62回日本放送協会放送文化賞受賞。日本テレビ系「news every.」に毎週木曜日出演中

安藤俊彦[アンドウトシヒコ]
イラストレーター、画家。1956年静岡県生まれ、桑沢デザイン研究所グラフィックデザイン科卒業。卒業後、画家松井ヨシアキ氏に師事して本格的に絵を志す。広告プロダクションのイラストレーション部を経てフリーランスになる。以後現在まで、雑誌、広告を中心に、イラストレーターとして活躍

バラカン,ピーター[バラカン,ピーター]
ブロードキャスター。1951年イギリス生まれ、ロンドン大学日本語科卒業。1974年に音楽出版社の著作権業務に就くため来日。現在、「Barakan Morning」(インターFM)、「ウィークエンド・サンシャイン」(NHK‐FM)「CBS 60ミニッツ」(CSニュースバード)、「ビギン・ジャパノロジー」(NHK BS1)、などにレギュラー出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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紫綺

117
日本人の仏教の私には理解できない中東諸国の紛争。そんな中でパレスチナ難民の12歳の少年アハメドはイスラエル兵に命を奪われた。「それにもかかわらず」、撃ったイスラエル兵と同じイスラエル人に移植されるかもしれないのに、臓器提供を決断した父イスマイル。(事実何人かのイスラエル人に移植された。)日本で小さく紹介された新聞記事に感銘を受け実行に移した鎌田先生。命のバトンを繋ぐ命のリレーに、とてつもない感銘を受ける。2015/03/08

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

95
二発の銃弾で少年の未来は永遠に断ち切られた。まだ12歳だった。パレスチナの難民キャンプの生活しか知らなかった短い生涯。にもかかわらず、少年の父は、息子の臓器を殺した国の子供に移植する事に同意する。医師・鎌田實氏が、父イスマイル氏と共に臓器をもらった子供たちを訪ねて旅した本。心臓をもらった少女は成長し、医師になる夢を持っていた。彼女の中で心臓は憎しみを背負うことなく、懸命に動き続けていた。少年の夢のバトンは確かに受け取られていた。鎌田氏は記している。〈にもかかわらず〉が憎しみや悲しみを断ち切る鍵なのだと。2015/03/27

朝比奈さん

32
夭折は不幸だ。絶対に不幸だ。本人にとっても家族にとっても、世界にとっても。事故でも病気でも原因を問わず、ましてや銃弾に倒れるなんて。大きな哀しみの中で家族は臓器提供に同意をする。それだけでも敬意をはらう英断なのに、ましてや息子を殺した敵国の病気の子供を救う為に。どんなに苦しくて悲しくて辛かったことだろう。それでも憎しみを「横に置いた」、この愛の決断は何て偉大なんだろう。世界中で子供が凶弾に倒れる日々が早く終わりますように。2017/05/28

リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん

31
鎌田さんの著書の中で紹介されており、兼ねてから読みたいと思っていた本です。パレスチナとイスラエル互いに相容れない関係ですが、パレスチナ人の少年がイスラエル兵に撃たれ脳死判定を受け、父親は苦悩の末に息子の臓器をイスラエル人の少女らに移植する決断をします。憎しみを憎しみで返すのでは無く、命を慈しんで民族の垣根を越えて行くところにこの絵本の凄さが有ります。2016/02/12

瑪瑙(サードニックス)

30
2発の銃弾で未来を絶たれたアメハド君。優しくて賢い少年の未来が簡単に断ち切られてしまう世界があるという事に衝撃を受けました。子供を撃つなんて信じられません。でも、アメハド君のお父さんは決断をします。脳死となったアメハド君の臓器をイスラエルの子供たちに移植する事を。なんて心が広くて勇気のある方だろうと思いました。アメハド君から命のバトンを受けとったイスラエルの子供達が大人になって、今度はパレスチナの子供達の命を救ってくれたら、そこから又未来が明るい方へ広がって行ってくれたら、と願います。2015/04/03

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