内容説明
ノートや画帖にかきつけられた詩、デッサン、水彩画、版画、手紙…。夭折した少年の魂のメッセージ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひらちゃん
44
再読。痛いくらいにヒリヒリするなぁ。17歳でこんなに人生に真っ向から向きあっていて…。言葉が突き抜けていきます。彼が今の時代にいたなら、どう生きていたのだろう。生きにくい世の中だったかな?彼の詩も彼の絵も雷に打たれたように(いつ見ても)ビリビリするのです。2016/05/02
あきあかね
27
絵画や詩、音楽など幅広い分野に夢中になり、「僕には一日が24時間では足らないよ」が口ぐせだった山田かまちは、17歳の夏、エレキギターの練習中に感電し、夭折する。 自分が地方の高校生だった頃、山田かまちの粗削りだけど伸びやかな魅力を持つ絵と、激情と繊細さ、自信と不安、焦燥と憧憬が入り混じった想いを率直に記した詩に出逢い、興味を持った。 大学生の頃に行った高崎市にある山田かまちの美術館を今日久しぶりに訪れた。驚いたのは、かまちが1960年生まれで、生きていれば今年還暦を迎えるということ。⇒2020/06/27
紫羊
17
エネルギー溢れる瑞々しい未完成。ほぼ同年代ということもあって、自分自身の青春の気負いを追体験しているようだった。2016/02/11
Maki
12
N氏お土産本。この本、袋から出したときびっくりした。記憶が混乱して。すっかり忘れていた。なんだったっけ?なんだ?なんだこの感覚は?読んでいくうちにどんどん思いだした。すっごく懐かしくてなんだか恥ずかしくて隠しておきたい気持ちだったのかな。また会えてよかった。もう一度ポケットにしまった。2018/10/06
松島
9
激しく、そして荒削りな言葉。どの言葉も十代に通ってきた、なにものでもない不安定だったあの頃の自分と重ねて懐しむ気持ちで読み進めました。あの頃の表面的な激しさではなく、こころの底に、核の部分で激しさを忘れない大人でありたい。2025/04/22
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