いい子のあくび

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いい子のあくび

  • 高瀬 隼子【著】
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  • 集英社(2023/07発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 176p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087718362
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

第74回芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞

芥川賞受賞第一作。
公私共にわたしは「いい子」。人よりもすこし先に気づくタイプ。わざとやってるんじゃなくて、いいことも、にこにこしちゃうのも、しちゃうから、しちゃうだけ。でも、歩きスマホをしてぶつかってくる人をよけてあげ続けるのは、なぜいつもわたしだけ?「割りに合わなさ」を訴える女性を描いた表題作(「いい子のあくび」)。

郷里の友人が結婚することになったので式に出て欲しいという。祝福したい気持ちは本当だけど、わたしは結婚式が嫌いだ。バージンロードを父親の腕に手を添えて歩き、その先に待つ新郎に引き渡される新婦の姿を見て「物」みたいだと思ったから。「じんしんばいばい」と感じたから。友人には欠席の真意を伝えられずにいて……結婚の形式、幸せとは何かを問う(「末永い幸せ」)ほか、社会に適応しつつも、常に違和感を抱えて生きる人たちへ贈る全3話。

【著者略歴】
高瀬隼子(たかせ・じゅんこ)
1988年愛媛県生まれ。東京都在住。立命館大学文学部卒業。「犬のかたちをしているもの」で第43回すばる文学賞を受賞。2021年『水たまりで息をする』で第165回芥川賞候補に。2022年『おいしいごはんが食べられますように』で第167回芥川賞を受賞。

内容説明

ぶつかったる。スマホを見ながら歩いている人は、存在しないっていうことにした。社会がどうとかではなく、わたしがわたしのために正しいことをした。不合理な偏りだらけの世の中に生きる女性たちの、静かな心の叫びを描く、全三話。

著者等紹介

高瀬隼子[タカセジュンコ]
1988年愛媛県生まれ。立命館大学文学部卒業。2019年「犬のかたちをしているもの」で第四三回すばる文学賞を受賞。2022年「おいしいごはんが食べられますように」で第一六七回芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ヴェネツィア

526
表題作(中編)+2つの短篇。いずれも一人称の独白語り。これがこの人のスタイルなのだろう(少なくてもこの時期の)。視点が「わたし」であるがゆえに、他の登場人物たちは全て「わたし」のフィルターを通して眺められ語られる。恋人の大地も、それぞれタイプの違う二人の友人も。一方「わたし」は、他者に対しては表面上は常に「いい子」であるが、そうではない内実を持っている。もちろん、そのことを「わたし」は重々承知している。最初に小さな事件、そして最後にこれと呼応するような大きな事件が起こり、「わたし」を揺さぶるが⇒2024/01/25

starbro

389
高瀬 隼子、3作目です。世知辛い現代を生きる市井の人々の違和感を描いた短編集、オススメは表題作「いい子のあくび」です。歩きスマホは、危ないので絶対止めて下さい。私は歩きスマホをしたり、ぶつかったりしません(笑) https://www.bungei.shueisha.co.jp/shinkan/iikonoakubi/2023/08/09

fwhd8325

244
否定的な意味でなく、最近は息苦しい作品が多いと感じています。表題作「いい子のあくび」の主人公は、どこか、自分に似ていると感じ、それが嫌であると同時に、同じ人がいることでの安心感を得たりします。「お供え」「末永い幸せ」の2編は、女性ならではの感覚が強異様に感じましたが「末永い幸せ」の感覚は、よくわかるような気がします。2023/10/04

うっちー

181
歩きスマホ、ホント危ないです2023/11/28

やっちゃん

176
超人もマスク変えると性格も変わるがこの娘何枚マスクをもってんだよ‥素の自分を大事にした方がいいとはいうが、どれが本来の彼女なのか。嫌われてる桐谷さんが自分もそうかと思うと怖い。現代女性の思考深くに入り込む文章は自分が女性になったかのようなリアルさがある。これも名作ですね。2024/01/26

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