慈雨

個数:
  • ポイントキャンペーン

慈雨

  • 柚月 裕子【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 集英社(2016/10発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 32pt
  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月27日 12時44分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 330p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087716702
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

16年前の幼女殺害と酷似した事件が発生。かつて刑事として捜査にあたった神場は、退職した身で現在の事件を追い始める。消せない罪悪感を抱えながら──。元警察官の魂の彷徨を描く傑作ミステリー。




柚月 裕子[ユヅキユウコ]

内容説明

警察官を定年退職した神場智則は、妻の香代子とお遍路の旅に出た。42年の警察官人生を振り返る旅の途中で、神場は幼女殺害事件の発生を知り、動揺する。16年前、自らも捜査に加わり、犯人逮捕に至った事件に酷似していたのだ。神場の心に深い傷と悔恨を残した、あの事件に―。元警察官が真実を追う、慟哭のミステリー。

著者等紹介

柚月裕子[ユズキユウコ]
1968年岩手県生まれ。2007年「待ち人」で山新文学賞入選、やましん文芸年間賞天賞受賞。08年『臨床真理』で第七回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞しデビュー。13年『検事の本懐』で第一五回大藪春彦賞受賞。16年『孤狼の血』で第六九回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

835
「孤狼の血」に続いて、柚月裕子2作目です。地味で渋い内容ですが、本の雑誌2016年1位だけあって、330P強一気読みです。タイトルと内容の相性もバッチリでした。主人公がストイック過ぎるような気もしますが、刑事には正義感が強く、事件解決を最優先とする方々ばかりであることを願います。私には過去の贖罪はないので、四国八十八ヶ所の巡礼の旅には出なくて良さそうです。2016/12/29

ウッディ

756
定年退職し、妻と二人で四国八十八ヶ所霊場巡りに出た元刑事の神場。彼にはかつて担当した捜査での後悔があった。そんな折、かつての部下で娘の恋人でもある緒方から、管内で幼女殺害事件があったとの連絡が入る。40年余りの警察官人生を振り返る旅、支えてくれた妻への感謝の気持ち、娘幸知の出生の秘密と二人の娘への想いと、平行して進む事件捜査、とても上手い構成で、今回も柚月さんに泣かされました。鶴さんの「晴れと雨の日が同じぐらいがちょうどええ」という言葉も印象的で、タイトルどおり心にしみる物語で、と~っても面白かったです。2018/08/21

サム・ミイラ

643
題材は横山秀夫的でありながらやはり柚月裕子にしか書けない話だと思う。十六年前の冤罪隠蔽の記憶。新たに発生した少女暴行殺人事件を機に輪廻の歯車は再び動き出す。柚月裕子は四国八十八か所巡礼の道程を並行して描く。妻と娘、また同僚達への想いとそして旅の途中の様々な人々との出会いによりあるひとつの覚悟を固めていく。それは刑事として、いやその前に人としての矜持。ただ後半は捜査が主となり通常のミステリーと化してしまった事が惜しまれる。この比重が逆であったならば、推理小説を超えたまさに慈雨の如き作品になっていたと思う。2017/06/28

ミカママ

627
ああ、これは例の一連の事件と冤罪がモチーフなのかなと。ならばどうして、群馬と名指しておきながら、架空の地名を使用したのか。いっそのこと横山秀夫さんみたいに、G県とでもしてくれればよかったのに。過去の冤罪事件を縦糸に、退職した刑事が抱える良心の呵責や彼の家族、そして新たに起きた幼女誘拐殺人事件が幾重にもよりあわさって物語は進む。主人公がお遍路途中で出会った人びとの人生譚に心が動かされた。読み終わってタイトルの秀逸さにも。2017/04/06

鉄之助

580
連続幼女殺害事件(「足利事件」など)を下敷きにしたフィクション。同じ事件を扱ったノンフィクション作品の『殺人犯はそこにいる』(清水 潔)、に続けて読んだ。全く違う色合いだったが、それぞれに面白かった。重荷を背負ってお遍路を続ける主人公の、設定がうまく効いていた。2018/08/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11183463
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。