鈍色幻視行

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  • サイズ 46判/ページ数 656p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087714302
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

謎と秘密を乗せて、今、長い航海が始まる。

撮影中の事故により三たび映像化が頓挫した“呪われた”小説『夜果つるところ』と、その著者・飯合梓の謎を追う小説家の蕗谷梢は、関係者が一堂に会するクルーズ旅行に夫・雅春とともに参加した。船上では、映画監督の角替、映画プロデューサーの進藤、編集者の島崎、漫画家ユニット・真鍋姉妹など、『夜~』にひとかたならぬ思いを持つ面々が、梢の取材に応えて語り出す。次々と現れる新事実と新解釈。旅の半ば、『夜~』を読み返した梢は、ある違和感を覚えて――

【著者略歴】
恩田陸(おんだ・りく)
一九六四年生まれ、宮城県出身。九二年、日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作に選出された『六番目の小夜子』でデビュー。二〇〇五年『夜のピクニック』で吉川英治文学新人賞と本屋大賞、〇六年『ユージニア』で日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門、〇七年『中庭の出来事』で山本周五郎賞、一七年『蜜蜂と遠雷』で直木三十五賞と本屋大賞を受賞。ミステリ、ホラー、SFなど、ジャンルを越えて多彩な執筆活動を展開する。他の著書に、『スキマワラシ』『灰の劇場』『薔薇のなかの蛇』『愚かな薔薇』『なんとかしなくちゃ。青雲編』など多数。

内容説明

撮影中の事故により三たび映像化が頓挫した小説『夜果つるところ』と、その著者・飯合梓の謎を追う小説家の蕗谷梢は、関係者が一堂に会するクルーズ旅行に夫・雅春とともに参加した。船上では、映画監督の角替、映画プロデューサーの進藤、編集者の島崎、漫画家ユニット・真鍋姉妹など、『夜~』にひとかたならぬ思いを持つ面々が、梢の取材に応えて語り出す。次々と現れる新事実と新解釈。旅の半ば、『夜~』を読み返した梢は、ある違和感を覚えて―。

著者等紹介

恩田陸[オンダリク]
1964年生まれ、宮城県出身。92年、日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作に選出された『六番目の小夜子』でデビュー。2005年『夜のピクニック』で吉川英治文学新人賞と本屋大賞、06年『ユージニア』で日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門、07年『中庭の出来事』で山本周五郎賞、17年『蜜蜂と遠雷』で直木三十五賞と本屋大賞を受賞。ミステリ、ホラー、SFなど、ジャンルを越えて多彩な執筆活動を展開する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

434
恩田 陸は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。“呪われた”小説『夜果つるところ』に纏わる幻想譚巨編、鈍色なまま一気読みしました。続いて『夜果つるところ』へ。トータルの感想は『夜果つるところ』読了後に。 https://lp.shueisha.co.jp/ondariku/2023/07/08

パトラッシュ

400
映像化が必ず挫折する「呪われた小説」をめぐり、関係者が乗り合わせた豪華客船で秘密を探っていく作家。贅沢な舞台と曲者だらけのキャラがどの方向に向かうかと楽しみに読み進めたが、ラストは全部の色を混ぜた文字通り鈍色の霧に覆われて幻を視ているように終わってしまった。ミステリもホラーもSFも器用にこなす作者だが、第四のジャンルとして本書や『ユージニア』のような「何とも形容しがたい不可解さ」も指向するようになったのか。現実はこんなものという考えかもしれないが、やはり読者としては明確な白黒のついた結末が欲しいところだ。2023/06/23

stobe1904

333
【このミス2024 第9位】過去に幾度となく映画化が試みられたが頓挫した作品『夜果つるところ』の関係者一同が集まるクルーズ旅行に作家の梢と夫は乗り込み、作品とその作者に対する取材を開始するが…。取材とインタビューによって作品と作者の謎に迫る構図は、地味で派手な展開はないため期待値によって評価が分かれると思う。ミステリやホラーではなく小説としては読み応え十分で、着地が予想できない不安定さが逆に読ませる力を強める。そしてクロージングはまさに鈍色。個性的な作品なのでこのミスにランクインしたのは意外。★★★★☆2024/03/30

うっちー

324
直木賞受賞後らしい作品。読解力が必要。とりあえず、「夜果つる」を読みます2023/06/28

のぶ

252
何ともミステリアスな雰囲気を漂わせた作品だった。それも全体を支配する飯合梓の書いたとされる小説「夜果つるところ」のミステリアスな部分が多いからだと思う。主人公は小説家の蕗谷梢。撮影中の事故により三たび映像化が頓挫したこの小説、関係者が一堂に会するクルーズ旅行に夫の雅春とともに参加した船上で、映画の制作に関わった人たちが梢の取材に応えて語り出す。恩田さんは「夜果つるところ」を本作が出た翌月に出版するという事で、その内容が何とも待ち遠しい。それを読むまでは作品も未完だし、本当の感想はその時に出したい。2023/06/11

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