早朝始発の殺風景

個数:

早朝始発の殺風景

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年05月10日 11時05分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 208p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087711745
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

青春は気まずさでできた密室だ――。
今、最注目の若手ミステリー作家が贈る珠玉の短編集。
始発の電車で、放課後のファミレスで、観覧車のゴンドラの中で。不器用な高校生たちの関係が、小さな謎と会話を通じて、少しずつ変わってゆく――。
ワンシチュエーション(場面転換なし)&リアルタイム進行でまっすぐあなたにお届けする、五つの“青春密室劇"。書き下ろしエピローグ付き。

「謎を追いかけているうちに、気付けば彼らを好きになる」
武田綾乃さん、絶賛!

「早朝始発の殺風景」
早朝始発の列車でなぜか出会った同級生(あまり仲はよくない)の思惑はどこにある――?
男女の高校生がガラガラの車内で探り合いの会話を交わす。
「メロンソーダ・ファクトリー」
女子高生三人はいつものファミレスにいた。いつもの放課後、いつものメロンソーダ。
ただひとつだけいつも通りでないのは、詩子が珍しく真田の意見に反対したこと。
「夢の国には観覧車がない」
高校生活の集大成、引退記念でやってきた幕張ソレイユランド。気になる後輩もいっしょだ。なのに、なぜ、男二人で観覧車に乗っているんだろう――。
「捨て猫と兄妹喧嘩」
半年ぶりに会ったというのに、兄貴の挨拶は軽かった。いかにも社交辞令って感じのやりとり。でも、違う。相談したいのは、こんなことじゃないんだ。
「三月四日、午後二時半の密室」
煤木戸さんは、よりによって今日という日に学校を欠席した。
そうでもなければ、いくらクラス委員だとしても家にまでお邪魔しなかっただろう。
密室の中のなれない会話は思わぬ方にころがっていき――。
「エピローグ」
登場人物総出演。読んでのお楽しみ。

【著者略歴】
青崎有吾(あおさき・ゆうご)
1991年神奈川県生まれ。明治大学文学部卒業。2012年『体育館の殺人』で鮎川哲也賞を受賞し、デビュー。著書に『水族館の殺人』『風ヶ丘五十円玉祭りの謎』『図書館の殺人』『ノッキンオン・ロックドドア』の他、「アンデッドガール・マーダーファルス」シリーズがある。

青崎 有吾[アオサキ ユウゴ]
著・文・その他

内容説明

始発の電車で、放課後のファミレスで、観覧車のゴンドラの中で。不器用な高校生たちの関係が、小さな謎と会話を通じて、少しずつ変わってゆく―。最注目の若手ミステリー作家が贈る珠玉の短編集。

著者等紹介

青崎有吾[アオサキユウゴ]
1991年神奈川県生まれ。明治大学文学部卒業。2012年『体育館の殺人』で鮎川哲也賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

378
カバーの色調が、そのまま読書中、読後のクオリアみたいな本。どの話もそれなりに「青春」なのでしょう。それを一言で言い表すキーワードが「気まずさ」であり、「密室」であったということか。伏線が見事というか、期待していたようにしてやられるので、「そうだったのか!」と何度も心でつぶやいた。一見意味のなさそうなところに意味を発見するのは観察力だということだろう。2019/03/07

kou

306
何気ない会話から展開していくのが面白かった。第1話を読んだ時、日常系ミステリーからバイオレンスになっていくのかな(汗)と、少し思ったが、どの話しもホッコリした終わり方で読後感も良かった。そして、エピローグで繋がっていき、登場人物達のその後が描かれていおり、嬉しく感じた。2019/11/02

青乃108号

302
「殺風景」を女子高生の名字にしてしまうセンスがまず凄い。クラスは同じだけどお互い話した事がない殺風景と、早朝始発の電車で乗り合わせる事になってしまった男子の気まずい気持ちと、でもこの状況をなんとかしたい男子のぎこちなさと対照的な殺風景の飄々とした振る舞い。良く書けてるなあ。登場人物二人だけ、舞台は車両の中だけ、でもちゃんとミステリーになってるし。その他の短編もいずれ劣らぬ出来映え。エピローグも再度、殺風景と各エピソードの主役が集まり綺麗にまとまって、爽やかな印象を残す。秀作だと思います。2024/03/01

寂しがり屋の狼さん

250
久しぶりの『青崎有吾』さん📕以前に読んだシリーズ物が面白く、他の作品も読みたくて手に取りました(◕ᴗ◕✿)コチラは高校生の日常を上手く切り取った短編集📖どの話もテンポが良く読みやすく、登場人物の洞察力が凄い!読後は人間観察をしたくなちゃった(笑)🕵‍♀エピローグで全ての物語が繋がるのも余韻を楽しめてよかったです。2021/11/30

nobby

241
思わずつぶやくのは某CM「アオハルかよ!」(笑)始発列車・ファミレス・観覧車など高校生ならではの場面一つに絞ったワンシチュエーションを描く40頁程の短編5つ。中高一貫男子校の落ちこぼれだった自分に既視感は全くないが、ぎこちなくも清らかな風景感じるのは心地よい。いつのまにか謎解きが始められるのも、ちょうどいい感じ♪平坦に終わるかと思いきや、ロジック満載で意外な着地点に導くのは、さすが平成のクイーン本領発揮。エピローグで軽く人物総登場させる演出はまさにエンドロール。それにしても一番の衝撃は殺風景の真実だけど…2019/04/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13314205
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。