集英社文庫<br> 明るい夜暗い昼―女性たちのソ連強制収容所

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集英社文庫
明るい夜暗い昼―女性たちのソ連強制収容所

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  • サイズ 文庫判/ページ数 382p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784087601886
  • NDC分類 986
  • Cコード C0197

内容説明

車両の扉にがんじょうな閂が通された。ガターン…さあ出発だ…。作家ワシリー・アクショーノフの母、エヴゲーニヤ・ギンズブルグは極北の地での強制労働に連行される。スターリン独裁下のソ連。大学で教鞭をとり、忠実な共産党員でもあったインテリ女性がやみくもに粛清のターゲットにされた。集会での糾弾、職場追放、苛酷な取り調べ。夫と子供たちから引き離されて18年におよんだ苦難を、人間としての尊厳だけは失うまいと生き抜き、事態を常に冷静な目で見つづけて綴った、美しくも強靱な、こころの記録。

目次

暁に鳴る電話
最後の年
除名
取り調べるからにはちゃんとしたネタがある
ぼくを許してくれるかい?
寄るべないみなしご
ブトゥィルキ獄の洗礼
「徒刑―ああ、この天恵!」
ストルィピン車中にて
地下懲戒独房
獄内の火事
シュリッセルブルグの廃墟〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

snow

1
圧倒的な筆力。一度読み始めたら最後まで読まずにはいられない。全三巻の長編だが、全く飽きさせない。そして、圧倒される内容。絶対に読んだ方が良い。かくも愚かなことがなされていたのか、よくこれで戦争に勝てたものよと驚く。2018/09/19

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