内容説明
銀幕の彼方に海外雄飛の夢をはせ、スクリーンから人生と英語を学んだと著者は言う。青春時代、場末の映画館に通いつめ、あるとは怒りに拳をかため、そしてあるときは感動に涙しつつ観た映画…。愛して止まない『映画』をテーマに、思い出の決め台詞や名優たちの生きざま、大女優との交遊など、数々の秘話に辛口人生論を織りまぜて綴られたエッセイ集。
目次
映画は私の師だった。感謝してもしきれない!
役者たちの生きざまのほうが、映画よりはるかにおもしろいこともある。
「みんな同じ人間ではないか。もっと腎くなろう」人種差別についてこんなことが言えるスターがアメリカにはいる。
ドラマをもって生きドラマをもって死ぬ―それがハリウッド・スターだ。〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うらなり
4
カサブランカの映画が好きで読んでみた。かっこよすぎるんですが、著者はこれを30回以上みたそうで台詞も暗記。本も映画もいいものは何度みても再発見があるということだろう。2020/05/03
ひろ
2
映画が自分と人生を変えた感覚は、確かにある。筆者ほどドラマチックでもなければ、これ程のめり込みもしなかったけれど。だからこそ中途半端な人生なのかもしれない。2012/07/09
ヤスダ
0
★3 教授が絶賛してたので読んでみた。 映画の話にはほとんどついていけず…。 「一生懸命生きているからこそドラマが生まれ、それが人に感動を起こさせる。」 強靭な意志こそ、人間の最大の才能であるということを、強烈に感じました。2009/01/05