集英社文庫<br> 器に非ず

集英社文庫
器に非ず

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  • サイズ 文庫判/ページ数 333p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784087487404
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

エンジン開発に心血を注ぐ五十島繁哉と、会社経営の実務に辣腕を振るう神山竜男の運命的な出会い。この二人の男を軸に「本州モーターズ」は、小さなオートバイのメイカーから、世界的に有名な自動車会社へと飛躍する。だが、企業理念の差異、感情の行き違いから五十島と神山の間には、越えがたい溝ができる…企業の“虚”と“実”、経営者たちの夢を描いた長篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まつうら

18
本田宗一郎と藤沢武夫をモデルにした物語。しかし、藤沢をモデルにした神山は、世間で知られているよりもダークなキャラクターで描かれている。藤沢武夫は理想のナンバー2と言われ、MBAの教材にもしばしば取り上げられるくらいなので、このダークな神山にずっと違和感を感じたまま読了した。 しかし最後の解説を読んで、著者が根拠もなく藤沢のことをダークに仕立てたわけではないことがわかった。美談に語られた同時退陣の裏で、どうしても社長になりたかったひとりの人間の葛藤をあぶり出した著者の筆力は、なんとも興味深い。2021/09/06

淡雪

3
清水一行の作品で一番の傑作は小説兜町だが、一番面白いのは本作。 よく主人公を悪く書いているというが、たしかに最後の預金についてはそう。しかし、主人公が何度もホンダの経営危機を救った(やり方が無茶苦茶だが)のは事実で、その功績を社長が認めていない(しかも経営は全部おしつけている)ところに悲劇がある。 社長の「車を作る技術者が社長をすべきだ、俺の会社なんだからそうする」というのは一見正しいが、トヨタも日産も米国三社もそうでない。しかしだまって相打ち辞職に同意する主人公は一方通行のBLだ。片思いはいつも美しい。2021/09/22

ろびん

1
こういう種類の話には珍しく結構爽やかな終わり。2017/12/28

コニタン

1
№2も社長になりたかっただよ、気持ちわかるよ2003/11/11

KSK48

1
本州モーターズを大企業へと育て上げた五十島・神山のコンビを描く企業小説。神山副社長が主人公なのだが、悪役の主人公として描かれているのが特徴的。ここまで対照的なふたりが、名コンビとしてビジネスをできたというのも妙な感じで面白かった。「器に非ず」という言葉には、読み終えると重みが感じられた。2012/05/09

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