集英社文庫<br> 女たちの忠臣蔵―いのち燃ゆる時

集英社文庫
女たちの忠臣蔵―いのち燃ゆる時

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 222p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087484076
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

そっと物陰から夫と愛息に別れを告げる大石内蔵助の妻おりく。花魁・深雪太夫となった間家の娘おひさ…。華々しい男たちの忠臣蔵の陰に、妻や母、姉妹、恋人たちの知られざるいのちの燃焼のものがたりがあった…。義士討入りの数日前、女たちが江戸に集結するという卓抜な仕掛けのもとに、それぞれの思いのたけを描ききる橋田寿賀子の名作ドラマ、待望の小説化。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

70
日本人が大好きな話し。赤穂浪士と言えば、刃傷から始まり、浪々生活&討ち入りの場面、そして切腹。というのが普通なのに、すべてを取っ払ったような討ち入りや仇討ちよりも、徹底して女の人生に重きを置いてるところがすごくいい。討ち入りなんてしたい人なんかほんとは居なかったかも。生き恥を曝しても生きていたかった…かも。そんな言葉すら口にはできない時代。女の長い人生が討ち入りの日から始まった。愛する者たちを失って。もう、何度涙が出そうになったか。ドラマのキャストは、昭和を代表するような女優さんばかり。再放送しないかな。2014/09/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/98819
  • ご注意事項