内容説明
NY、サウスブロンクス。世界でいちばんぶっそうな町のゴルフ場、バンコー。ここは銀行強盗と警官が追っかけっこするわ、グリーンでバーベキューをやってる奴はいるわ、ゴルフバッグは盗まれるわ、世界でサイテーのゴルフ場だ。しかし、ぼくらのゴルフの故郷で、ぼくらはバンコーを愛している。そのバンコーで起こる数々の心やさしい物語。文庫オリジナル作品集。
著者等紹介
川上健一[カワカミケンイチ]
1949年青森県生。十和田工業高校卒。77年「跳べ、ジョー!B・Bの魂が見てるぞ」で小説現代新人賞を受賞してデビュー。02年、「翼はいつまでも」で坪田譲治賞を受賞して復活を遂げる
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感想・レビュー
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takaC
58
「ゴルフは宗教だ!」・・・御意。やったことないけど。2017/09/19
cira
1
舞台自体は物騒極まりないのですが、そこで起こる事件や登場人物はどこか暖かく、優しい気持ちになれました。ゴルフの知識があったら、もっと楽しめたかなと思います。個人的には、不器用な親子愛を綴った『メリー・クリスマス』が一番好きです。2013/02/08
non
1
(A未 '12-153)「ふたつの太陽と満月と」で夏の暑さをもろに感じた後はどうということもない、、、と思ってたところで「メリー・クリスマス」。これがイチバン。2012/08/22
ゲッターボロ
1
「予約席」は良かった。あとは無難な感じを受けた。ゴルフせえへんからかな?2012/01/17
M
1
ニューヨークのゴルフ場が舞台の物語。ライターも仕事を辞めた人も警官も家族も、それぞれの事情をかかえてゴルフをしにやってくる。2010/01/31