集英社文庫<br> ホテルローヤル

個数:
電子版価格
¥550
  • 電子版あり

集英社文庫
ホテルローヤル

  • ウェブストアに5冊在庫がございます。(2025年05月13日 21時30分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087453256
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

北国のラブホテルの一室で、心をも裸にして生々しく抱き合う男と女。互いの孤独を重ねる中に見えてくるそれぞれの人生の大切な断片を切り取る。第149回直木賞受賞作の文庫化。(解説/川本三郎)

内容説明

北国の湿原を背にするラブホテル。生活に諦念や倦怠を感じる男と女は“非日常”を求めてその扉を開く―。恋人から投稿ヌード写真の撮影に誘われた女性事務員。貧乏寺の維持のために檀家たちと肌を重ねる住職の妻。アダルト玩具会社の社員とホテル経営者の娘。ささやかな昴揚の後、彼らは安らぎと寂しさを手に、部屋を出て行く。人生の一瞬の煌めきを鮮やかに描く全7編。第149回直木賞受賞作。

著者等紹介

桜木紫乃[サクラギシノ]
1965年北海道生まれ。2002年「雪虫」で第82回オール讀物新人賞を受賞。07年同作を収録した単行本『氷平線』でデビュー。13年『ラブレス』で第19回島清恋愛文学賞、同年『ホテルローヤル』で第149回直木賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 4件/全4件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

719
ラブホテル『ホテルローヤル』にまつわる短編集。文体は、私にはあまり合わなかったけれどそれぞれの作品に過去を憂い、今を直視できなかったり信じたくないことが起こったりしながら、周囲の人や家族との繋がりで主人公の人生がちょっとだけ良くなったりならなかったり、決断出来たりする様が実際にありそうな話だと思いました。2017/05/03

さてさて

574
『不思議なことに、「ホテルローヤル」を出版する直前に、実家のホテルは廃業しました。私のなかでようやくひとつケリがついたような気がします』とおっしゃる桜木さん。ラブホテルのリアルな現場を見てきた桜木さんが描く『ホテルローヤル』を過去に遡る物語。それは、時間軸を遡ったからこそ、逆にそのホテルの名前、そしてそこで何があったのかという記憶が読者の中に深く刻まれることになるのだと思います。そんな構成の妙が光る桜木さんの傑作。読後、最後から最初へと短編を遡りながら読み返してみたくなる、そんなとても印象的な作品でした。2021/01/30

Yunemo

569
一編ごとの内容を読みこなせないまま。なんて救いのない人達の物語として、記されているんだろう。一つの建物(ラブホテル)を巡る関係者の生き方7つ、読み終えて、なんとなく人間の生き方の寂寞感がひしひしと。自分から手にする書物ではない筈なのに、文庫化されてつい、というのが実情。第三者的には、人間がそれぞれの生き方、それも自分で踏み出した人生ではないのに、いつのまにか自分の生き方として、全うせざるを得ない。でもそれしか無いんですよね。何だか、落ち込んだ気分になったまま読了。せんせぇ、一体どうしちゃたんです?2015/08/01

しんごろ

528
ホテルローヤルに関わった人達の話なんですが、暗さこそあれ、重め感、息苦しさはそんなに感じませんが、切なさを強く感じました。人それぞれのいろいろある人生の中で、辛さ、寂しさがある中で、ちょっとした幸せ、優しさ、ぬくもり、そして愛があるんだよという気づきを与えてくれ学んだような作品でした(^^;)2017/05/31

ちょこまーぶる

478
様々な愛の形に対する大人な一冊だなと感心した本でした。決して明るい性を表現しているわけではないんですが、登場人物は自分の心に折り合いをつけながらそれぞれが、孤独の埋め合わせをするように性を利用していく姿が人間の本質を見ているように思いましたね。中でも「星を見ていた」は特に秀逸な作品だったと思います。ドロドロした性の表現ではないんですが、夫婦愛と同僚の人間愛に感銘し、人生に文句も言わず自分の生き方を認め一生懸命生きていたら、周りの人々がどんどん優しくなっていくという事に今更ながら強い感動を覚えましたね。2016/11/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9751085
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品