“現場”のアイドル文化論―大学教授、ハロプロアイドルに逢いにゆく。

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“現場”のアイドル文化論―大学教授、ハロプロアイドルに逢いにゆく。

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  • サイズ 46判/ページ数 310p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784873547244
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C3070

出版社内容情報

ゼミ生の卒論がきっかけでハロプロアイドルにハマる「こじらせ」大学教授は、40代後半ではじめてアイドルに逢いにゆくことになる。その〈現場〉でさまざまな体験をもとに考察したアイドル文化論。稲場愛香さんが所属するJuice=Juiceのライブ、イベント、舞台に足しげく通ったレポート。オタクとの交流やメンバーとの「接触イベント」で分析したトップアイドルの〈現場〉とは?
本書は、現在のアイドルと、それをめぐるファンコミュニティと〈現場〉のありかたを論じることで、現代日本のアイドル文化の実態を広範に論じている、稀有なサブカルチャー研究書である。

目次
まえがき

1.札幌へゆく

  オタクの肖像1「うにたこ」さん

2.推しに逢いにゆく(Side A)
 1. 「ハロコン」にゆく「Hello! Project 20th Anniversary!! Hello! Project 2018 WINTER」オリックス劇場
 2. トークイベントにゆく ハロショ千夜一夜 第四十八夜~稲場愛香~
 3. 稲場愛香さんを推す

  オタクの肖像2「伸び子」さん

3.稲場愛香さんのJuice=Juice 加入

  オタクの肖像3「まいこ」さんと「みさと」さん

4.推しに逢いにゆく(Side B)Juice=Juice 編
 1. リリースイベントにゆく《Juice=Juice#2 -iUna mas!-》発売記念イベント 東京ドームシティラクーアガーデンステージ、お台場パレットタウンパレットプラザ
 2. 一言サイン会にゆく
 3. トレードにゆく
 4. ドラマ『歪んだ波紋』のエキストラに出演する

  オタクの肖像4「貴族」さん

5.舞台公演にゆく
 1. ドラマ『武道館』
 2. 舞台『タイムリピート~永遠に君を想う~』

  オタクの肖像5「トッシー」さん

6.スマートフォンなしのオタク活動

  オタクの肖像6「つーぴょん」さん

7.卒業公演にゆく
 1. Zepp Namba にゆく Juice=Juice&カントリー・ガールズ LIVE
 2. 川崎CLUB CITTA’にゆくJuice=Juice LIVE TOUR 2019 ~GO FOR IT!~
 3. Zepp Tokyo にゆくJuice=Juice&カントリー・ガールズ LIVE~梁川奈々美 卒業スペシャル~

  オタクの肖像7「幹事」さん

8.アイドルと日常

あとがき
主要参考文献・ソフト一覧
本書で言及・引用した楽曲リスト(敬称略)

目次

1 札幌へゆく
2 推しに逢いにゆく(Side A)
3 稲場愛香さんのJuice=Juice加入
4 推しに逢いにゆく(Side B)Juice=Juice編
5 舞台公演にゆく
6 スマートフォンなしのオタク活動
7 卒業公演にゆく
8 アイドルと日常

著者等紹介

森貴史[モリタカシ]
1970年、大阪府生まれ。Dr.phil.(ベルリン・フンボルト大学)。現在、関西大学文学部(文化共生学専修)教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mittsko

8
厳粛な気持ちにさせられた。「論」と銘打ってはいるが、むしろ渾身の「現場」レポート。四十代後半にドルオタ(ハロプロアイドル、稲葉愛香さん推し)の道に入った著者、ドイツ近代史研究者の大学教員が、自らの推し活一年半分の記録をつづる。稲葉さんが突然グループを脱退したことで発生した「こじらせ」が、どこに辿り着くのか。ドルオタの危機が大団円を迎えることはあるのか。そして、最後に著者は何を得るのか。引き込まれて読んだ。 ※ コラム「オタクの肖像」がこれまた素晴らしい。著者が「現場」で出会った友人ら8人の姿が紹介される。2021/08/23

うさみP

8
アイドルは一大宗教。老若男女を魅了するプロ技能集団『アイドル』ちゃん。象牙の塔を飛び出してアイ活の最前線〈現場〉へ。立派な(悪口ではないです)中年教授が仕事の一環で扱っていたアイドルにまさかのドハマり、教え子たちの力を借りながら、在宅から現場系のハロオタとなった、18世紀のヨーロッパ圏ではなく、限りなく今に近い非日常の今を扱った生々しいレポ。円満に両者で卒業できるのは一握り、大体のオタクは過去を振り返りこじらせ続ける。現場オタクになると、スケジュールにメリハリがついて、辛抱強くなり、人にやさしくなる。2020/07/16

ちゃーりー

7
著者が、安倍なつみ さんをマザーシップとする「モーニング娘。」世代にもかかわらず、稲場愛香 さん(Juice=Juice サブリーダー)推しとなり、「現場」へも参加していくところに興味を持ちました。あまり前のめりになり過ぎることなく、「現場」のハロプロ アイドルや、ヲタの様子、自らの心象など、大学教員らしく観察されており、読みやすい。特に、終章「アイドルと日常」、自分の精神的変化のこと の項を読んで、何か打ち込めるものを持つ大切さを強く感じました。ちなみに、個人的には、小方リサ さんが好きです。2022/01/16

ゆかり

3
最近、ハロプロを好きになったので、イベントやコンサートなどの文化・様式について知りたくて読んだ。 著者の推しである稲場愛香はカントリーガールズの一員としてデビューするも、病気のため脱退、療養後、別グループのJuice=Juice加入という特殊な経歴を辿っているため、カントリーのメンバーとの不仲を心配したり、活動休止後の曲が『どーだっていいの』という曲名だったことに「どーだってよくない」と反応してしまうなど、著者のオタクとしてのこじらせた面が、読んでいて面白かった。2023/05/27

のこふい

3
ハロプロを好きになって2年ほどになる。アイドルを好きになり筆者と同様に今まで味わうことがなかった感情を抱くことが多い。彼女たちが与えてくれる多幸感は何にも代えられないし、こんなに誰かを応援するのも初めてで毎日刺激的だ。反面、複雑な気持ちになることも多い。目まぐるしい卒業、彼女たちへの誹謗中傷、恋愛スキャンダルでの脱退…彼女たちに求めすぎでは?と嘆きたくなることは多い。アイドルとは何なのか?と考えずには居られない。アイドルを好きになることによる喜びと苦しみが仔細に綴られていてまさに代弁者と感じました。2021/02/27

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