出版社内容情報
小松基地に着隊した陸はF-15乗りとしての第一歩を踏み出す。過酷な訓練を繰り返す日々の中、陸の耳に飛び込んできたのは全国から選ばれたパイロットが技術を競う、戦技競技会の知らせだった──。
内容説明
この空は俺たちの手で護る!石川県小松基地に着隊したF‐15操縦士の陸と、埼玉県入間基地で要撃管制官となった速。二人のもとに届いたのは、全国のパイロットが一堂に会して技術を競う“戦技競技会”開催の知らせだった―。仮想敵には、かつて陸と火花を散らした先輩、浜名零児。一度は袂を分かった陸と速だったが、それぞれの信念を貫くため、力を合わせて空へ向かう。「天神」シリーズ第3弾。
著者等紹介
小森陽一[コモリヨウイチ]
1967年生まれ。大阪芸術大学映像学科卒。在学中にシナリオ作法を学ぶ。「海猿」、「トッキュー!!」、「我が名は海師」の海洋三部作で、2008年第一回海洋立国推進功労者表彰を受賞。ハイパーレスキュー隊を主題にした映画「252生存者あり」の原作・脚本を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユザキ部長
81
「飛ぶ仕事の世界で一番はなんだ?飛ぶのがすげぇって認められることじゃないか?」3作品目にして待望の舞台。小松の第306飛行隊所属坂上陸と入間の航空管制官高岡速の合同ミッション。親友でも何でもない二人が戦う夢は心の支え。天神になれたのか?かも知れない。わからない。けどただ夢中だった。信念は仲間を守る事。最強の二人だ。2015/07/06
馨
65
天神3作目☆このシリーズ良い!早く映像化してほしい!&完結しないで!(笑)速と陸に深い絆が出来最強になり2人で戦う戦競は息つく間も無いシーンでした。速は相当カッコイイです。陸を常にお見通し、嫁想い、冷静沈着。護、一八郎、菜緒も素敵。空自の戦競、アグレッサーの実力、要撃管制官の存在の重要さ等初めて知rました。陸たちと戦った後も各基地のエースと立て続けに戦うアグレッサー、人間技ではないです。こんな最強の部隊に空を守ってもらっているなんて心強い。私的に陸は菜緒とくっついてほしいので舞子が・・・です。2015/01/04
papako
64
シリーズ三巻。陸がとうとうスクランブル。初めて『敵』と遭遇して改めて強く上手くなりたいと思う陸。そして、戦競にでることになる陸と速。さてさてどうなる?割と順調に物語は進むが、この敵機とのスクランブル、現実にあることなんですよね。。。こんな緊張の連続する世界、想像も出来ない。どこまでもまっすぐな陸、浜名と相容れないけれど、なんだか関係が変わった気がする。舞子と奈緒の決着はしないのね。ほんと舞子の存在は気持ち悪い。どんどん成長する陸と速にまた会いたいです。あとは外伝を楽しみます!2017/08/07
みゃ
55
『天神』シリーズ3巻。いよいよ正式に部隊に配属された陸と速。癖のある先輩キャラも増え更に面白くなってきた(๑^∇^๑)今回は航空自衛隊最大のイベント《戦技競技会》がメインの話✨前作で一悶着あった「空は死に場所」と豪語する浜名とついに空で決着?!いやぁ、気持ちが昂りました〰️激しい空戦シーンも然る事ながら、ここで果たされた陸と速の数年前の約束にも鳥肌っ(๑˃̵◡˂̵)/皆カッコ良かった~♪信頼関係の強い仲間ってホント素敵…ニンマリしちゃう(笑)。残り1冊が淋しいけど、楽しく清々しい読書タイムでした★52020/06/21
ゆきちん
48
天神③F-15イーグルのパイロットになった陸と要撃管制官になった速。陸は初めて実際に敵と出会いスクランブルを経験してまた悩む悩む。そんなとき、全国のパイロットが技を競う戦技競技会に出ることになり陸と速はタッグを組む。敵はかつて陸に「空は死に場所」と言い切った先輩パイロット浜名。管制官と一つになって飛ぶ--いゃ〜いい感じではあるんだけど、気持ち悪いストーキング舞子の事とか決着してないし、アグレッサーで頑張る陸も見たいし、あと1冊くらい読みたいかな。陸は菜緒とでお願いしたい。 2017/08/24
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- 和書
- ちょっと面白い話 〈2〉