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アウシュヴィッツ博物館案内

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  • サイズ A5判/ページ数 212p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784773629071
  • NDC分類 209.74
  • Cコード C0022

出版社内容情報

世界遺産「アウシュヴィッツ強制収容所」を紹介する。著者はポーランド国立アウシュヴィッツ・ミュージアム唯一の外国人公式ガイド。同博物館所蔵の65点に及ぶ貴重な写真をはじめ、総数214点の写真を収載して、巨大な大量殺人施設の全体像を1冊にまとめた。歴史地図や展示室の見取図など17点の図版とあわせ、紙上で博物館見学ができる。個人旅行者の手引書としても最適。若者に向けてアウシュヴィッツを語る、ユニークなガイド書。

アウシュヴィッツ博物館案内 もくじ

●プロローグ アウシュヴィッツとの出会い

●第1部 オシフィエンチムで
 過去を見つめる目――アウシュヴィッツ博物館へようこそ
 虐殺の対象となった人たちの今――ユダヤ民とロマ・シンティ(ザコパネの夏/万聖節の祈り)
 【コラム】ユダヤ関連歴史概観
 ポーランド人のジレンマ――「いじめっこ」と「いじめられっこ」
 苦悩と勇気――アウシュヴィッツを生きぬいた人々
 国際青少年交流の家――過去と未来の架け橋
 歴史の認識――現在進行形の教科書問題
 歴史の記録と清算――国民記憶院
 未来への期待――アウシュヴィッツを守る人々

●第2部 写真で見るアウシュヴィッツ強制収容所
 ポーランド国立アウシュヴィッツ・ミュージアム提供の、一九三九年から一九四五年にわたる歴史的写真61点で構成。

●第3部 在オシフィエンチム アウシュヴィッツ・ミュージアム
 アウシュヴィッツ=ビルケナウ――オシフィエンチム国立博物館
 地獄の入口――ここが強制収容所だ!
 4号館・5号館――絶滅計画の展示
 6号館・7号館――収容所内の生活
 10号館――生体実

内容説明

世界遺産のアウシュヴィッツ強制収容所(ポーランド国立アウシュヴィッツ・ミュージアム)を、同博物館唯一の日本人公式ガイドが紹介。巨大な殺人システムはいかにして生まれ、どのように運営されたのか。人類の「負」の遺産を丸ごと1冊にまとめました。

目次

第1部 オシフィエンチムで(過去を見つめる目―アウシュヴィッツ博物館へようこそ;虐殺の対象となった人たちの今―ユダヤ民とロマ・シンティ;ポーランド人のジレンマ―「いじめっこ」と「いじめられっこ」 ほか)
第2部 写真で見るアウシュヴィッツ強制収容所
第3章 アウシュヴィッツ・ミュージアム(在オシフィエンチム―アウシュヴィッツ=ビルケナウ国立博物館;地獄の入口―ここが強制収容所だ!;4号館・5号館―絶滅計画の展示 ほか)

著者等紹介

中谷剛[ナカタニタケシ]
1966年兵庫県神戸市生まれ。1991年よりポーランドに居住し、1997年、ポーランド国立アウシュヴィッツ・ミュージアムの公式通訳の資格を取得。同ミュージアム唯一の外国人公式ガイド(嘱託)。通訳・翻訳家。オシフィエンチム市在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

更紗蝦

22
本の約半分は、著者がポーランドに住んでアウシュヴィッツ博物館のガイドとなった経緯と、ポーランドの近代の歴史の説明で、残りの半分がアウシュヴィッツ博物館の解説です。アウシュヴィッツを知るには、その下地としてポーランドという国を知る必要がある…という認識が全くなかったので、この本でポーランドという国の在り方とセットでアウシュヴィッツのことを学べて良かったと思いました。2019/05/08

spatz

12
明日中学に入学する長男が歴史や地理がすきそう。読むかな、とおいておいたら、完全に読破はしていないかもしれないが、手に取っていました。著者は同地在住で同博物館唯一の外国人公式ガイド、らしい。2017/04/06

わゆ

10
第1部はあの時代を生き抜いた人たちの話を交えて、現在のアウシュビッツの存在意義を示し、第2部では写真で強制収容所の様子を見せ、第3部でミュージアム全体を案内してくれています。淡々と語られる収容所内の様子は、却って戦時中の狂気を際立たせます。過去を知ることは未来につながる。2010/09/09

キムチ

8
熟読玩味するべきと思い、ゆっくり進む予定だったが、熱を持ったかのように取りつかれて読んでしまった。と云うか、テーブルに置いておくことが怖い。嫌なことだが、人間性悪説に振り子が揺れて行きそう。 国立ミュージアムでただ一人の日本人公式通訳者の彼がこうして綿密な一冊を著してくれて、極東の地から一人でも多くの人々が訪れて欲しいと思う。 私も現役を退けばクラクフの地に立ってみたい。2013/02/22

かおりーぬ

7
【青木さん受贈】丁寧な取材と豊富な資料、読みやすい文章とまるで博物館を回っているような構成と人々の生の声と、それほどの厚さのものではないのだけど、魂のこもった重みのある一冊。第三帝国、ナチス=ドイツの政策の概要、とりわけアウシュビッツの出来事を通して、否が応でも人間とは何かを考えさせられる。人間という生き物に対しての絶望と希望が入り混じった複雑な読後感をもった。あとがきに、「何の苦労もなく手に入れたためか、自由や平和の尊さや民主主義を忘れがちだ・・・」とある。それを改めて考える良い機会になる一冊だと思う。2019/10/02

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