出版社内容情報
容子と結美は幼稚園の頃からの大親友。二十年後、容子は捜査一課の刑事に、結美は凄腕の殺し屋に!? 傑作青春クライムサスペンス、復刊。
【目次】
内容説明
捜査一課の若手刑事・森口容子は、幼稚園からずっと一緒の大親友・平田結美の住むアパートへ遊びにきた。ただし―彼女が殺し屋だなんて、容子はまったく知らない。しかも、結美はバイクで逃げ去る男を弾丸一発で仕留めてしまうほどの凄腕なのだ。そんななか、結美が命を狙う男を、容子が護衛するハメに!運命に引き裂かれる、二人の友情は…。青春クライムサスペンスの名作、新装版で復活。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年福岡県生まれ。桐朋高等学校卒業。76年、サラリーマン生活のなかで執筆した「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞、ミステリー界に新風を吹き込む。以後、幅広い分野の小説を発表、ベストセラー膨大。2005年度日本ミステリー文学大賞受賞。16年『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
RRR
4
前半はユーモアがあってクスクスできましたが、後半から一気にシリアスになって、それぞれの想いが相まって、面白さは加速。裕美の妹に関する想いが母親のそれで、胸に来るのです。そして、あの結末・・・・ここでやるせない思いを抱き、タイトルの伏線回収です。アッと驚く結末だと思います。赤川作品は、相変わらず読みやすいなぁ。2025/09/28
てつろう
2
赤川次郎さんデビュー50周年の復刊作。ページ数はそこそこありましたが、先の展開が気になり、ページをめくる手が止まりませんでした。
Yoko
2
2人の友情の行く末に、ドキドキハラハラ……。ラストはちょっぴりビター。