出版社内容情報
おうちごはんのよいところは、味つけしなくたっていいという点にある(1月27日)。刺身は吟味するのが肝心で、あとは切れば完成(8月21日)。帰宅すると、チョビが甘い声で鳴いていた。待たせてごめん、家で食べたらよかったね(10月19日)。母と最後に出かけた店は、この虎屋菓寮だった。とても親切にしてくれた、思い出の場所(11月12日)。――食べることは生きること。うまくいかない日もあるけれど、家族と囲む食卓365日。
著者等紹介
麻生要一郎[アソウヨウイチロウ]
茨城県出身。建設会社の3代目として働いたのち、知人に誘われ新島で宿を始める。これを機に料理人の道へ。その後、不思議な縁に導かれて高齢姉妹の養子となる。愛猫・チョビとともに居を東京に移し、ケータリング弁当の仕事を始めると、家庭的な味わいで人気を集める。2020年には初の著書『僕の献立 本日もお疲れ様でした』、’22年には『僕のいたわり飯』(ともに光文社)を出版。現在、雑誌やウェブなど多くの媒体で執筆をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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よこたん
43
“ホタテのフライが1粒、野菜と一緒に皿にのせられて出てきた。自分だったらうず高く積み重ねちゃうなあ。外食のよさと、おうちごはんのよさがある。” 著者は、ケータリングや注文のお弁当を作られていて、雑誌にも寄稿されているようだが、私は多分初めましての方だ。1日1頁に、写真が1枚、日記文が少し。知らない方の日記を覗き込むのは、ちょっと気恥ずかしい。登場人物多数で誰やねんとなるが気にしない。必ず食べものに繋がるから。時々、愛猫のチョビがいい味出してくる。外食し過ぎではと余計な心配。めっちゃご飯時の来客も多いお宅。2024/04/22