出版社内容情報
大地主の寄付金で潤う海辺の街、そこに突如現れた遺産相続人。暴力団の抗争、企業の陰謀が蠢くなか真の悪は!? 傑作サスペンス。
内容説明
東京からほど遠くない場所に位置する山岬市、母が捨てた故郷にアメリカ育ちの干場功一は帰ってきた。お殿さまと呼ばれた大地主の伯父、干場伝衛門は全財産を市に寄付して六年前に亡くなっており、お陰で財政破綻寸前の港町は立ち直ったという。そこへ突如、遺産相続人が現れたことで、かつて利権に群がった政治家や企業は色めき立ち―。閉塞感漂う田舎町で疑心暗鬼の人間ドラマが幕を開ける。
著者等紹介
大沢在昌[オオサワアリマサ]
1956年名古屋生まれ。79年「感傷の街角」で第1回小説推理新人賞、91年『新宿鮫』で第12回吉川英治文学新人賞、第44回日本推理作家協会賞、94年『新宿鮫 無間人形』で第110回直木賞、2004年『パンドラ・アイランド』で第17回柴田錬三郎賞、10年第14回日本ミステリー文学大賞、14年『海と月の迷路』で第48回吉川英治文学賞を受賞。22年紫綬褒章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
terukravitz
4
★★★☆☆2024/01/22
都人
3
久し振りに大沢氏の本を読む。感想は「下」を読み終えて後。2023/09/09
ぶーちゃん
3
いつもながらの大沢さんでした💓2023/03/04
猫のかずは16歳
2
面白かった!最後の大どんでん返しは想像してませんでした。852023/06/01
よし
1
久々の大沢在昌小説本。主役が刑事者な感じ。田舎の大地主ふたり。方や全財産を市に寄付。財産にまつわる話と市と警察と反社会組織。前半サクサク読了。後半戦にに期待。2024/07/16