集英社新書<br> 疎外感の精神病理

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集英社新書
疎外感の精神病理

  • 和田 秀樹【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087212822
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C0211

出版社内容情報

現代日本人を読み解くキーワード

世界を襲ったコロナ禍により、さまざまな形で私たちの心のありようは変わったと言える。
他人と接触することがはばかられた時間を経て、他人との交流が増えたいま、人とうまくつながれず表面的な関わりしか持てなくなってしまった人や「みんなと同じ」からはずれる恐怖を感じる人は実に多い。
これは若い人だけの問題ではなく中高年でも多く見られる現象でもある。
本書では日本人を蝕む「疎外感」という病理を心理学的、精神医学的に考察。
どう対応すれば心の健康につながるのかを提案する。

【主な内容】
・「みんなと同じ」現象の蔓延
・コロナに続くウクライナ情勢を疎外感から読み解く
・あぶり出された人と会うのがストレスの人
・8050の嘘
・高齢者の「かくあるべし」思考と福祉拒否・介護拒否
・ホワイトカラーの老後と疎外感
・スマホの普及という新たな依存症のパラダイム
・コミュ力という呪縛
・共感という圧力
・疎外感とカルト型宗教
・周囲が心の世界の主役のシゾフレ人間
・対極的なシゾフレ人間とメランコ人間
・人と接していなくてもいいという開き直り
・ひとりを楽しむ能力を与える

【著者プロフィール】
和田秀樹(わだ ひでき)
1960年大阪府生まれ。1985年東京大学医学部卒業。精神科医。立命館大学生命科学部特任教授、ルネクリニック東京院院長。30年以上にわたり高齢者医療の現場に携わっている。主な著書に『受験学力』『70歳が老化の分かれ道』『80歳の壁』『不老脳』『わたしの100歳地図』『病気の壁』『どうせ死ぬんだから 好きなことだけやって寿命を使いきる』『50歳の分岐点~差がつく「思秋期」の過ごし方』など多数。

内容説明

世界を襲ったコロナ禍により、さまざまな形で私たちの心のありようは変わったと言える。他人と接触することがはばかられた時間を経て、他人との交流が増えたいま、人とうまくつながれず表面的な関わりしか持てなくなってしまった人や「みんなと同じ」からはずれる恐怖を感じる人は実に多い。これは若い人だけの問題ではなく中高年でも多く見られる現象でもある。本書では日本人を蝕む「疎外感」という病理を心理学的、精神医学的に考察。どう対応すれば心の健康につながるのかを提案する。

目次

第1章 日本人を蝕む「疎外感」という病理
第2章 コロナ禍と疎外感
第3章 疎外感恐怖の現象学
第4章 引きこもりという病理
第5章 超高齢社会と疎外感
第6章 トラウマと疎外感
第7章 依存症と疎外感
第8章 学校の疎外感と疎外感恐怖
第9章 多数派の絶対正義と疎外感―『嫌われる勇気』再考
第10章 疎外感とカルト型宗教
第11章 シゾフレ人間と疎外感
第12章 疎外感に精神医学は何ができるか

著者等紹介

和田秀樹[ワダヒデキ]
1960年大阪府生まれ。1985年東京大学医学部卒業。精神科医。立命館大学生命科学部特任教授、ルネクリニック東京院院長。三〇年以上にわたり高齢者医療の現場に携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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テツ

13
集団に馴染めないこと。そこから放逐されること。そして生じる疎外感はやがて人類全体(と言いながらリベンジは手近な弱き人類に向かいがちなんだが)への憎悪へと熟成されていく。「みんなと同じ」ことやそこに浸る安心感を否定するわけではないけれど「みんなと同じ」ではなかったとしても大したことではないと考え方を変えていかないとな。ある集団からパージされたとしてもそれにより疎外感を抱く必要もなければ孤独に責め苛まれる必要もない。集団=群れなんて無数に存在するのだから好きなところに所属したらいいし、独りだって構わないのだ。2024/01/10

めぐ

6
コロナ禍の孤独からの疎外感、トラウマに起因した疎外感。そして疎外される恐怖から同調圧力をかけ、人に合わせるのは日本の病理でもあるというような内容。日本にいると多数派だからというだけで持論を決めてしまい、何故それを支持するのかというところが曖昧な人間が多くて会話にならないなと思う所も時々あるが、人はに合わせない人間である私のような者も、あいつは合わせないから悪であるというレッテルを貼られて集団から受け入れられない疎外感は感じている。媚びてまで人に混ざる必要もないと割り切ってはいるが、集団は集団で大変そうだな2023/12/28

yunyon

5
昨今の「無敵の人」たちの犯す犯罪、池田小事件、光市の母子殺害事件、安倍元首相の暗殺事件の加害者たちはみんな児童虐待のサバイバーで社会になじめず、激しい敵意と疎外感を抱えて生きてきた延長線上に事件があったとしたら、社会は被虐待児を救い出すことで、凶悪犯罪を少しでも減らせるのだとしたら…。異次元の子育て支援の場所は、日々の子育て費用のバラマキや、誰得な無償化じゃない場所にもあると思う。疎外感を持たずに過ごすためには、幼少期にしっかり甘えられ、受け止められる経験をみんなすること。大人になっても吐き出す場所が必要2023/11/28

どん

4
「70歳が老化の分かれ道」や「80歳の壁」など老年精神医学も興味深いが、色んな疎外感の中でも学校の疎外感は辛い。 いじめ撲滅のために、「みんな仲良く」が目標になって、友達は多いほど良いとなってしまう。スクールカースト、コミュ力などKYを怖れて合わせる辛さ!2023/10/12

蘇我クラフト

3
人に依存することを知らない人、それにより疎外感を感じている人は助けを求めなさい 物に依存はするなと言うけど、物に分散させることが吉だと思っていたから意外なことを言われた2023/11/02

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