閉鎖性ドレッシング法による褥創ケア

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B5判/ページ数 138p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784524220939
  • NDC分類 494.8
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 開放性ドレッシング法に比し閉鎖性ドレッシング法は,いまや褥創に対する局所療法としての優位性が明らかとなっている.本書は閉鎖性ドレッシング法に焦点をしぼり,その褥創ケアの実際を豊富なカラー症例を用いて斯界の第一人者があますところなく執筆.創傷治癒のメカニズムから,なぜ閉鎖性ドレッシング法がすぐれているか,ドレッシング材の種類と特徴,そしてステージ別ケアの実際をわか りやすく解説.    

《目次》
【主要目次】
◎はじめに
 A.なぜ閉鎖性ドレッシング法が褥創に適するのか
 B.なぜ「褥創」という字を用いるのか
I .創傷治癒のメカニズム 創傷治癒を促進させる環境とは
1 患者側の要因
 A.治癒に影響する全身的因子
 B.治癒に影響する局所的因子
2 処置法による要因
 A.創傷治癒過程の理解
 B.湿潤環境
 C.壊死組織の除去(デブリードメント)
 D.感染のコントロール
 E.消毒
II.褥創ケアのポイント
 A.褥創リスクアセスメント
 B.物理的負荷(圧迫,摩擦・ズレ)
 C.栄養
 D.スキンケア
III.閉鎖性ドレッシング法に用いるドレッシング材の種類と特徴
1 ポリウレタンフィルムドレッシング材
2 ハイドロコロイドドレッシング材
3 アルギネート
4 高分子ビーズ
5 イソジンシュガー
6 スルファジアジン銀
7 酵素製剤
8 ポリウレタンフォームドレッシング材
9 ハイドロジェル
10 軟膏・パウダー類
IV.ステージ別ケアの実際
1 ステージ分類の考え方
2 ステージIのケア
 A.アセスメント
 B.ケアの目標
 C.ケアの実際
3 ステージIIのケア
 A.アセスメント
 B.ケアの目標
 C.ケアの実際
4 ステージIII・IV褥創における形態的分類
 A.ステージIII・IV褥創のケア優先順位
 B.感染のコントロール
 C.壊死組織の除去
 D.ポケットの閉鎖
 E.滲出液のコントロールと肉芽形成促進
 F.表皮化
 G.表皮化後のケア
 H.再発予防
●付録:創傷ドレッシング材の材料別分類

内容説明

本書は創面に治癒環境として適切な湿潤環境を形成する閉鎖性ドレッシング法に焦点をあてています。閉鎖性ドレッシング法の利点を理解する基本的な知識として、創傷治癒のメカニズムをまず説明しています。とくに創に湿潤環境を維持することが、自然な治癒を妨げない治療環境であることをわかりやすく説明しました。本書は、褥創の治療環境を整えるケアに焦点をあて創傷ドレッシング法を紹介していますが、褥創を特別な創傷の一つとして差別しないで、創傷の自然な治癒を損なわない局所管理方法の利点がすべての創傷ケアに共通することも理解していただけます。湿潤環境下での創治癒の理屈を理解することができれば、あらゆる創傷に対して閉鎖性ドレッシング法が応用できることが理解されるでしょう。本書のもう一つの特長は、臨床の場で遭遇するさまざまなタイプの褥創を網羅し豊富な写真と解説をつけることにより、臨床で創の処置方法、ドレッシング技術を応用できるようにしたことです。

目次

1 創傷治癒のメカニズム―創治癒を促進させる環境とは(患者側の要因;処置法による要因)
2 褥創ケアのポイント(褥創リスクアセスメント;物理的負荷(圧迫、摩擦・ズレ)
栄養
スキンケア)
3 閉鎖性ドレッシング法に用いるドレッシング材の種類と特徴(ポリウレタンフィルムドレッシング材;ハイドロコロイドドレッシング材;アルギネート;高分子ビーズ;イソジンシュガー;スルファジアジン銀;酵素製剤;ポリウレタンフォームドレッシング材;ハイドロジェル;軟膏・パウダー類)
4 ステージ別ケアの実際(ステージ分類の考え方;ステージ1のケア;ステージ2のケア;ステージ3・4褥創における形態的分類)

著者等紹介

徳永恵子[トクナガケイコ]
宮城大学大学院看護学研究科教授

塚田邦夫[ツカダクニオ]
高岡駅南クリニック院長・東京医科歯科大学外科ストーマ外来
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品