出版社内容情報
李氏朝鮮 林羅山 チャングム 宮廷ドラマ 韓流 在日韓国人 在日朝鮮人 韓国 北朝鮮 朝鮮古典文学 朝鮮文学 韓国文学 ようさいそうわ
内容説明
韓国が“近くて遠い”と称されるのは“日本に似て非なる”国だからでもある。であればこそ親しみやすい反面、食い違いが生じれば忽ち嫌韓感情を生んでしまう。その克服には古典回帰が有効かもしれない。韓国文化の母体は朝鮮時代にあるが、なかでも朱子学(儒教)を通じて国家建設を目指した「士大夫」と呼ばれる科挙合格官僚で、朝鮮前期に活躍した成俔の随筆「慵斎叢話」は当時の世相を知る最上の資料だ。この「慵斎叢話」には宮中世界、歴史・文学、自然現象から巷の奇譚・笑話に至るまで多様な話があるが、本書では極めて人間くさい話題を中心に、我々の儒教社会に対する先入観を打ち破る奇異譚をお届けする。
目次
はじめに 儒者の随筆
第1章 僧のいる風景
第2章 パンス―盲僧の占卜・祈〓・呪詛
第3章 飲食男女、人の大欲存す
第4章 愉快な士大夫たち
第5章 成俔の家門と兄弟
第6章 成俔の時代と『慵斎叢話』の視野と語りの世界
おわりに その後の成俔
著者等紹介
野崎充彦[ノザキミツヒコ]
1955年、奈良県生まれ。大阪市立大学大学院教授。専攻は朝鮮古典文学・伝統文化論。1990年、大阪市立大学大学院後期博士課程(中国文学)単位取得退学。2002年「朝鮮異人伝承論」で博士号取得(大阪市立大学・文学博士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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