出版社内容情報
最新の科学的知見から「発達障害」を検証
近年発達障害の子どもが急増しているが、その原因は子どもにあるのではない。少子化など社会変化のなかで、大人の「子どもを見る目」が変化したのだ。発達障害児の発達を胎児期から検証した一冊。
内容説明
近年、発達障害と診断される子どもが急増している。その原因は、子ども自身にあるのではない。少子化など社会変化のなかで、大人の「子どもを見る目」が大きく変化したのである。それは「生きにくくさせられている子どもの増加」でもあった。本書は、発達障害をめぐる様々な混乱を取りのぞくために、最新の科学的知見をもちいて、子どもの発達を胎児期にさかのぼって検証し、発達障害児が“子ども集団”のなかで自ら活き活きと育つことの重要性を提案した一冊である。
目次
第1章 発達障害をめぐる混乱―発達障害はなぜ増えたのか
第2章 発達障害とは何か
第3章 発達障害の子どもの運動と知覚―「コミュニケーションの障害」を問い直す
第4章 見る・聞く・感じる世界が違う子どもたち―発達障害の発生プロセスを考える
第5章 障害があっても安心して暮らせる町
第6章 子どもは“子どもの世界”で育つ―「ひとり」を見る、「みんな」を見る
著者等紹介
小西行郎[コニシユクオ]
1947年香川県生まれ。京都大学医学部卒業。同志社大学赤ちゃん学研究センター教授。日本赤ちゃん学会理事長。オランダ留学、福井医科大学小児科、東京女子医科大学教授を経て現職。小児神経専門医として障害児医療をライフワークとし、診察・発達相談・講演会活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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