出版社内容情報
大永国(だいえいこく)の都・承京(しょうけい)には、市中で起きる揉め事や怪事を解決するために「女吏(じょり)」、すなわち男装して働く女役人が置かれている。
王春燕(おうしゅんえん)はそんな女吏の一人。人には隠す秘密の力があり、幽鬼に関わる事件をたちまち解決することから「鬼女吏」のあだ名で呼ばれている。
ある日、市中を見回っていた春燕は、顔見知りの酒楼で食い逃げを疑われていた男・許子游(きょしゆう)を捕まえる。官僚学校を落第寸前の学生だという子游は、怪異が大好きで「鬼女吏(きじょり)」と呼ばれる春燕に興味津々の様子。
そこへ、都の人気茶荘の主人から、春燕を名指しで相談が持ち込まれる。
聞けば、離縁後に死んだ先妻の幽鬼が夜な夜な屋敷に現われ、身重の後妻に祟るのだという。捜査に乗り出す春燕だが、「怪異」と聞いて黙っておられぬ子游が首を突っ込んできて!?
内容説明
大永国の都には、市中で起こる揉め事を捜査する「女吏」、すなわち男装して働く女役人が置かれている。幽鬼に関わる事件をよく解決することから「鬼女吏」と呼ばれている王春燕。ある日、都の人気茶荘の主人から、死んだ妻の幽鬼に祟られていると相談される。捜査に乗り出す春燕だが、ひょんなことで知り合った怪異好きの官学生・許子游が首を突っ込んできて!?
著者等紹介
真堂樹[シンドウタツキ]
1月3日生まれ。山羊座、O型。東京都出身。『春王冥府』で1994年下期ノベル大賞受賞。デビュー作の中華風ファンタジー『四龍島』シリーズ(コバルト文庫)で人気を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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