出版社内容情報
人はなぜ、退屈することがあるのだろうか。どうして、自らの意思で退屈したり、また上手に退屈を乗り越えたりすることができないのだろう。現代人のほとんどが、退屈や倦怠感の経験を持っているにもかかわらず、ハイデッガーなど一部の哲学者をのぞいて、これまで真剣に考えられることは少なかった。
本書は、広く一般の人向けに、哲学、文学、アート、心理学、社会学などさまざまな分野の文献を参照しながら、退屈という身近で不思議な現象をしなやかに探究していく。
●著者紹介
ラース・スヴェンセン
一九七〇年生まれ。ノルウェーの哲学者。オスロ大学を経たのち、ベルゲン大学準教授として哲学を教える。Norwegian Philosophical Journalの編集者もつとめる。本書 Kjedsomhetens filosofi は、世界十五カ国語以上で刊行が決定する話題作となった。主な著書に "Kunst", "Mennesket, moralen og genene" など。
内容説明
人はなぜ、退屈することがあるのだろうか。どうして、自らの意思で退屈したり、また上手に退屈を乗り越えたりすることができないのだろう。現代人のほとんどが、退屈や倦怠感の経験を持っているにもかかわらず、ハイデッガーなど一部の哲学者をのぞいて、これまで真剣に考えられることは少なかった。本書は、広く一般の人向けに、哲学、文学、アート、心理学、社会学などさまざまな分野の文献を参照しながら、退屈という身近で不思議な現象をしなやかに探究していく。
目次
第1部 退屈の問題(哲学の問題としての退屈;退屈と近代性 ほか)
第2部 退屈の歴史(ac´edie―前近代の退屈;パスカルからニーチェまでの退屈の哲学 ほか)
第3部 退屈の現象学(感情について;存在論―退屈の解釈学)
第4部 退屈の倫理(僕とは何だろう;退屈と歴史 ほか)
著者等紹介
スヴェンセン,ラース[スヴェンセン,ラース][Svendsen,Lars]
1970年生まれ。ノルウェーの哲学者。オスロ大学を経たのち、ベルゲン大学準教授として哲学を教える。Norwegian Philosophical Journalの編集者もつとめる
鳥取絹子[トットリキヌコ]
富山県生まれ。お茶の水女子大学卒業。翻訳家、ジャーナリスト
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感想・レビュー
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