出版社内容情報
誰もがマリアに恋い焦がれていた。
殺してしまいたいほどに――
美しい女子高生はなぜ消えたのか!
2023年ノベル大賞<佳作>受賞、失踪からはじまる青春ミステリー!
全寮制の名門女子校白蓉女学院で“白蓉のマリア”と謳われる女子高生・藤城泉子が消えた。事件か事故か、あるいは泉子の自由意思による失踪か。動揺に追い打ちをかけるように、泉子の実家で放火殺人が起こり、犯人と目される大学生を15歳の少年が刺傷する事件が発生。寮で同室だった鮎子は泉子を案じ、泉子の従兄の藤城薫と行方を追うのだが、薫は泉子がすべてを仕組んだと言い出して……。
彼女がいて、私がいて、それで完璧だったはずなのに。
従兄弟、幼馴染み、ルームメイト、王子…マリアの失踪に、やがて周囲は歪み始める――。
内容説明
全寮制の名門女子校白蓉女学院で“白蓉のマリア”と謳われる女子高生・藤城泉子が失踪した。直後、泉子の実家で放火殺人が起こり、犯人と目される大学生を15歳の少年が刺傷する。寮で同室だった鮎子は泉子を案じ、泉子の従兄の藤城薫と行方を追うのだが、薫は泉子が事件の黒幕だと言い出して…。異常なほど崇拝された美しい女子高生は、どこに、なぜ消えたのか。2023年集英社ノベル大賞“佳作”受賞。
著者等紹介
東雲めめ子[シノノメメメコ]
滋賀県出身。『形代の恋』で第207回短編小説新人賞を受賞。『私のマリア』で2023年ノベル大賞“佳作”を受賞、受賞作を改稿しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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