内容説明
教育の名手であった吉田松陰から、看護教育や人材育成のあり方を学ぶ!高杉晋作や久坂玄瑞、伊藤博文、山縣有朋といった、幕末維新から明治にかけて活躍した逸材を松下村塾から輩出した吉田松陰。松陰が松下村塾で弟子の育成にあたったのは、わずか2年。それほどまでに人を惹きつけ、志に火をつけ、モチベーションを保たせた松陰の人の育て方に、マネジメントのヒントが必ず見つかる!
目次
1 思想家・吉田松陰とはどんな人だったのか?(吉田松陰が私たちに教えてくれること;後の日本を牽引する指導者を松下村塾から輩出 ほか)
2 看護の現場に生かす、松下村塾の人の育て方(仲間たちと勉学の目的を共有し、自主性と向上心をもって、職務に取り組む;「知行合一」の教えを身につけ、職業人としての尊敬と信頼を得る ほか)
3 看護師の心に響く松陰の名言20(凡そ生まれて人たらば、宜しく禽獣に異なる所以を知るべし。;志を立てて以て万事の源と為す。 ほか)
巻末付録 吉田松陰と松下村塾の弟子たち(高杉晋作―奇兵隊を創設した尊王攘夷の志士;久坂玄瑞―松陰に最も評価された、尊王攘夷の中心人物 ほか)
著者等紹介
長谷川勤[ハセガワツトム]
昭和21年9月3日、群馬県勢多郡黒保根村(現桐生市)に生れる。中学卒業後、鎌倉市の電機会社に就職し、翌年から定時制高校に入学。在学中、大学の入試要項を見て進学を念願、大学受験を目標に都立高校へ転校して卒業。同年、早稲田大学社会科学部に入学。在学中は経済学を学びながら高校教諭の免許も取得して、卒業後の昭和46年4月に株式会社三陽商会に入社し、平成18年12月に同社を定年退職。在職中、慶應義塾大学通信課程に入学し、文学部史学科に在籍して主に近代日本史を学ぶ(中退)。この間、早稲田大学の大学院に科目等履修生として1年間在籍してさらに近代日本史を研究する。会社員を定年退職後、松蔭大学にて非常勤講師として「吉田松陰論」を担当する。平成25年4月より同大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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