ダッシュエックス文庫 数々の告白を振ってきた学校のマドンナに外堀を埋められました

ネコクロ【著】

集英社（2025/05発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 308p／高さ 15cm
• 商品コード 9784086316064
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

白井来斗が通う高校では、学校一の美少女である黒雪美咲に対して数日に一度告白が行われている。
いつしか恒例となった告白劇場――しかし、美咲はその告白を断り続けていた。
来斗はそんな美咲を遠巻きに眺めつつ、嫌われ者の自分と彼女とでは世界が違うと思っていた。
だが、幼い妹と一緒に行ったお祭りで、厄介な男達に絡まれている美咲と遭遇。
止むを得ず彼氏のフリをしてその場を乗り切ることに。
結果、その様子を学校の生徒たちに目撃されてしまい、瞬く間に噂が伝播。
さらに、色々と都合がいいから――と、美咲から偽の彼氏役を頼まれてしまう。
ニセモノだけど、ホンモノ以上に甘くてもどかしい2人の、偽装カップルラブコメ開幕！

内容説明

白井来斗が通う高校では、学校一の美少女である黒雪美咲に対して数日に一度告白が行われている。やがて恒例となった告白劇場。しかし、美咲はその告白を断り続けていた。来斗はその様子を遠巻きに眺め、嫌われ者の自分と美咲とでは住む世界が違うと思っていた。だが、幼い妹と一緒に行ったお祭りで、厄介な男達に絡まれている美咲と遭遇。止むを得ず彼氏のフリをしてその場を乗り切ったものの、その様子を学校の生徒たちに目撃されてしまい、瞬く間に噂が伝播。さらに、色々と都合がいいからということで、美咲から偽の彼氏役を頼まれて…！？ニセモノだけど、ホンモノ以上に甘くてもどかしい、秘密の青春偽装カップルラブコメ開幕！

著者等紹介

ネコクロ［ネコクロ］
岡山県に住む猫好き作家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[D]

ラブコメの神の存在を見た。すごかった。すごい速度で外堀が埋まっていく。そして、主人公の妹さんとヒロイン黒雪美咲の関係もとても微笑ましくてこの幸せな環境にずっと浸っていたい。早く続刊が読みたい。

2025/05/26

[よっち]

数多の告白を断り続ける学校一の美少女・黒雪美咲。住む世界が違うと思っていた白井来斗が、幼い妹と一緒に行ったお祭りで、厄介な男達に絡まれていた美咲を助けて偽彼氏役を頼まれる青春ラブコメ。妹と一緒に行った祭りで美咲の危機に遭遇したところを救い、なりゆきで一緒に楽しんでいたところを目撃され、さらには美咲の思わぬ発言から半ば強引に偽彼氏役と認識されていく展開で、妹の心愛の可愛らしさには著者さんらしさがよく出ていましたが、お家デートや海に行ったりする中で、率直な来斗を意識するようになっていく美咲も可愛かったですね。

2025/05/23

[まっさん]

★★★ 白井来斗が通う高校には学校一の美少女と名高い黒雪美咲という生徒がいる。彼女は数日に一度告白され、その全てをすべなく断る事で有名な少女であった。ある日、幼い妹を連れて向かったお祭りでそんな彼女を見掛けた来斗。どうやら厄介な男たちに絡まれている様子で、来斗は咄嗟に彼氏のフリをする事で その場を乗り切る。そんな現場を学友たちに目撃された二人の関係は直ぐに広まり、これを好都合と捉えた美咲も来斗へと偽の彼氏役を頼んできて… パッケージと作者買いで購入を決めた今作。当初想定していたストーリーとは若干→

2025/05/28

[真白優樹]

付き合いの悪さで周りに嫌われている少年が、クラスのマドンナの偽装恋人になり始まる物語。―――偽物だけど本物らしく。高まる思いは隠さずに。　マドンナの本当の顔を知っていき、妹に振り回されつつも偽装恋人として振る舞っていく物語であり、ネコクロ先生らしいもどかしい甘さに満ちている物語である。まだまだ付き合うまでは長そうな中、巡るのはそれぞれの思い。恋人にはなれない事情が交錯する中、果たして二人はどんな偽装恋人になっていくのか。このまま平穏にこの恋は進んでいけるのか。 次巻も勿論楽しみである。

2025/05/26

[rotti619]

キャラクター設定が同作者の『お隣遊び』と被っているように最初感じていたが、話は全く別物。内容としては偽装カップル物で、誰とも付き合う気がない黒雪美咲がナンパされている所を主人公白井来斗が偽彼氏として助けに入った事をきかっけに、そのまま偽彼氏になってもらいながら仲良くなっていく、というお話。ネコクロ氏得意の幼女（今回は来斗の妹5歳）も登場するが、美咲の事をねぇねと呼んで慕い始めてしまい、引っ込みが付かなくなって行く所が最大のポイントで、外堀を埋めたのはマドンナではなく幼女（妹）というのが笑える。

2025/05/27