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出版社内容情報
オタクである木和田博人は、クラスメイトたちから「キモダ」と呼ばれている。
そんな彼にはとある“秘密”があった。
それは、超絶美少女として人気の女装コスプレイヤー・ルールー・デ・ルゥとして活動していること。
ルールーでいる間は、本当の自分でいられる――学校の中に居場所がなくても平気だった。
そんな高2の夏休み、とある大規模イベントで博人は長年活動を共にしてきた男装コスプレイヤー・ウロの素顔を知ることになったが……
その正体は、学校でもトップに君臨する美少女ギャル・綾瀬彩で――!?
お互いの正体を知り、今まで以上に距離を縮めていく2人。
それはコスプレという枠を越え、博人の学校生活も次第に変わっていき――。
内容説明
オタクである木和田博人は、クラスメイトたちから「キモダ」と呼ばれている。そんな彼にはとある“秘密”があった。それは、超絶美少女として人気の女装コスプレイヤー・ルールーとして活動していること。ルールーでいる間は、本当の自分でいられる―学校の中に居場所がなくても平気だった。そんな高2の夏休み、とある大規模イベントで博人は長年活動を共にしてきた男装コスプレイヤーウロの素顔を知ることになったが…その正体は、学校でもトップに君臨する美少女ギャル・綾瀬彩で―!?お互いの正体を知り、今まで以上に距離を縮めていく二人。それはコスプレという枠を越え、博人の学校生活も次第に変わっていき―。第12回集英社ライトノベル新人賞ジャンル部門佳作受賞作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
24
超絶人気の女装コスプレイヤー・ルールーとして密かに活動するオタクの木和田博人が、長年活動を共にしてきた男装コスプレイヤー・ウロの素顔を知る青春ラブコメ。学校ではクラスメイトたちから「キモダ」と呼ばれ、学校の中に居場所がない木和田が、大規模イベントでウロの正体が学校の美少女ギャル綾瀬彩だと知る展開で、学校の評価など気にせずに木和田の本質を見てくれる彩の影響で変わっていく彼が、学校でも本来のらしさを出すようになっていきましたけど、いい相棒の彩が彼を気にかけるようになったエピソードもまたなかなか効いていました。2025/05/22
真白優樹
12
クラスに居場所がなく女装コスプレの中に居場所を見いだす少年が、相方の男装コスプレイヤーの正体が級友のギャルであると知り始まる物語。―――大切なのは認める事、可愛い自分を誇る事。 少年が、ではなく寧ろギャルの方が少年を引っ張っていき攻略していく物語であり、あべこべながらに真っ直ぐな青春をしておりそれが面白い物語である。ゆっくりと始まっていき、変わる関係。秘密と言う非日常を飛び越え現実でも繋がり始めた二人の今後とは。これからどんなイベントが二人を待っているのか。 次巻も勿論楽しみである。2025/05/28
とってぃー
10
女装男子を開拓していこうぜ〜! 女装男子と男装女子のコスプレラブコメ。衣太先生がレイヤーとのことで、コスプレ界隈に対する造詣が深くて良かった! ラブコメとしても、ヒロインが主人公を好きになるきっかけが健気だし、グイグイいくところが可愛すぎた。根暗な主人公が女装してめっちゃ可愛くてポジティブになるのはもちろん最高だが、ヒロインの意外な過去もギャップがあってとても推せましたね!やっぱりギャップなんですわ〜!そういう意味でコスプレって最高の武器だと思う。もっとラノベ界隈にも広がって欲しいなと思う。2025/05/24
椎名
10
女装男子と男装女子のコスプレラブコメもの。コスプレという題材は近年漫画やアニメで若干の流行りを見せたが、ラノベという市場において作品数は多くなく、あってもそこまで深くは描かれていない印象がある。本作は作者本人が元々レイヤーだったということで細かい部分からもその世界の詳しさが見て取れるのが良かった。あとネットでの知り合いの距離感が上手い。その知らないけどよく知ってる、というそれぞれ勝手に好きなことをやっているからこそ出来上がる、ならではの関係性が二人の自由さに繋がっている。面白かった、続刊出てほしい。2025/05/23
leo18
8
クラスでは地味で目立たないけど女装すると自信満々でかわいくなるというギャップがいいよね。ヒロインの彩も一途で周りを気にせずグイグイ来るのもラブコメとして気持ちが良かった。女装シーンをもっと見たい。2025/05/30