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出版社内容情報
六花の勇者たちは、「黒の徒花」と呼ばれる聖具が、「七人目」に関する重大な手掛かりであると知る。アドレットはその正体を暴くことを決意するのだが、今度はロロニアが疑惑を生む言動を始める。
内容説明
「七人目」の脅威がいまだ残る六花の勇者たちは、ドズーの話から、テグネウの策略の一端を知る。「黒の徒花」とよばれる聖具が、「七人目」に関する重大な手掛かりであるというのだ。アドレットはその聖具が造られた神殿へ向かい、正体を暴くことを決める。一方、テグネウは六花の勇者を阻止するため、人間を兵器に作り替えた『屍兵』を動員する。『屍兵』の中にはアドレットの故郷の人間も含まれていることを知ったロロニアが『屍兵』を救う方法はないか、と言い出し…!?伝説に挑み、謎と戦う、圧倒的ファンタジー、第4幕!
著者等紹介
山形石雄[ヤマガタイシオ]
1982年生まれ。神奈川県出身。『六花の勇者』で「このライトノベルがすごい!2013」第3位(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
89
同盟したドズーたちの話から「黒の徒花」と呼ばれる聖具が七人目に関する重大な手掛かりであると知った六花の勇者たちが、聖具が作られた神殿に向かうことになる第四弾。屍兵と化した人々を救えないかと奔走するロロニアのこだわりからまた混迷に陥りますが、それが結果的に重要な出会い、情報に繋がるから分からないですね。黒の徒花が何かは判明したもののそれが七人目なのかも不明なままで、これはこれでさらなる迷走に繋がりそう。六花の勇者たちは必死にもがいてるけど、そんな内憂外患な状況を作り出しているテグネウは楽しんでますねえ。。。2015/06/06
まりも
74
今回はロロニアが主役であり同時にアドレットと彼の親友ライナが主役でもあった話。ミステリー要素はかなり薄くなったがその分キャラクターの掘り下げに力を入れた感じですかね。謎が明かされたと思ったらまた更に謎が増える。この緊迫感はいいなぁ。どんくさい牛娘聖者のロロニアの思いによって7人目への大きな手掛かりが見つかったわけですがこれを次巻にどう持って行くのか気になりますね。そろそろラストが見えてきたかな?2014/01/09
チェシャ猫
64
アドレットの親友との一瞬の再会。そしてテグネウの罠と7人目が明らかに・・・。いいところで終わります ; ;。ロロニア 今回頑張った。さて テグネウは本当にいい人なのか 悪い人なのか・・・。2014/01/27
異世界西郷さん
58
改めてナッシェタニアとドズーを仲間に加え、魔哭領を突き進む六花の勇者たち。テグネウの切り札の存在を知った彼らはその秘密を暴くために〈運命〉の神殿に向かうが、人間の成れの果てである屍兵に阻まれて……な第4巻。今回は屍兵をめぐる考え方の違いが、仲間内での不協和音を産み出し、疑心暗鬼に陥っていく様を興味深く読むことができました。今回の魔神復活の遠因が300年前まで遡るとは話が大きくなってきましたね。苦戦に次ぐ苦戦のなかにありながらも、アドレットが最後にひとときとはいえ親友と再会出来たのは感動しました。2015/08/15
眠る山猫屋
49
ロロニア回。遅れてきた勇者、血潮の聖者にしてアドレッドに恋する少女。誰より純粋で心優しい彼女すら、凶魔が送り込んできた敵である可能性は否めないというのがハードだ。今回は、凶魔の頭領の一角であるドズーとの共闘、さらに凶魔テグネウの切り札である偽勇者と《黒の徒花》の秘密に迫る。六花の勇者たちが屍兵だらけの森を突破する展開、平行して屍兵ながらアドレッドのかつての親友ライナがテグネウの策略を伝えようと苦闘する姿が描かれた。手に汗握るよ!それにしても、まさかの《黒の徒花》の正体が辛い・・・。2025/04/25