集英社文庫<br> 幽☆遊☆白書 〈10〉

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集英社文庫
幽☆遊☆白書 〈10〉

  • 冨樫義博
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • 集英社(2011/08発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 306p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784086191944
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゼロ

45
桑原救出のため入魔洞窟に突入する幽助達。最初の関門として、ゲームマスターである天沼がいた。ゲームバトラーというTVゲームをモチーフにした戦いを強いられる。天沼に苦戦を強いられるのかと思いきや、仙水に丸め込まれていた天沼を蔵馬が話術で撃破した。そして、仙水とぶつかることになる。樹は、仙水への愛が深く、男であるのに彼女かのように寄り添っている。仙水は、多重人格であったり、残虐であったりするものの、本来的には純粋である性格をしていた。本当に倒すべき敵なのか?と疑問に思う。それでも、幽助を殺したのは許さない。2015/11/24

Y2K☮

24
海藤vs天沼は「ギミア・ぶれいく」に出ていたクイズ王の西村さんを思い出した。小川哲「君のクイズ」も。少し前の蔵馬vs海藤は筒井康隆のアレだし、この着想の妙がじわじわ後を引く。RPGに見立てるならシンプルで入りやすいドラクエが同時期に連載されたドラゴンボールで、ATBやらジョブやらを導入したFFが本作か。仙水のやり方に反感を覚えつつ、同時に腑に落ちる自分もいる(虫も花も動物も好きで人間だけがとか)。必ずしも勧善懲悪と言い切れぬ点に、少年漫画だからこそ人間の業をなるべく誤魔化さずに描くという著者の意志を見た。2024/01/17

有理数

8
ぐいぐいと盛り上がっていくVS仙水編。仙水の強大な力、そして掴みどころのない思想に、幽助たち同様読み手も翻弄される。仙水は不思議なキャラクターだ。やっていることはとんでもない邪悪だが、「完全な悪と断じていいのか?」と戸惑うような引っ掛かりがある。それでも、仙水が天沼や幽助たちにしたことは許し難い。これまでの長い日々を振り返る桑原、そこに共鳴するように幽助のために戦う蔵馬と飛影。重大な局面に立ち上がる仲間たちの姿があまりにも眩しい。そして何より、幽助の、どれだけぶちのめされようと折れない意志の美しさ。2021/09/06

yk

7
古い言葉だなw メガトンパンチw よく覚えてる、「万が一の場合このおしゃぶりをとる」当時は何がやねーんってなってました。こうみると暗さと明るさのギャップがきいてるなー。蔵馬の「お前は死にすら値しない」っていうのも心に残っていた。2018/08/19

呉藍

4
仙水が出てきてからそんなに経っていないのに、とてつもなく強烈なキャラに仕上がってますよね……。ストーリーもそうですが、よくもまぁこんなに濃厚になるもんですww あっさりと“おしゃぶり”を取ったコエンマ、まさかこのまま封印して終わりかと思えば、「この力は聖なる力で~」と来た! ちょっとそこら辺は仙水ってかなりイラつく奴です。2012/02/23

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