出版社内容情報
大地震発生直後の8秒が生死を分ける、と言われています。
子どもが一人の時、この8秒間にどうやって自分の身を守れば良いのでしょうか?
合言葉は「さがして(うさぎ)、はしって(ねずみ)、まもるんだ(かめ)」。
このフレーズと一緒に逃げる場所を確保し、次の揺れに備えることが初期動作として大切です。
また、安全と危険な場所の判断ができ、体のどこを守ればいいかもわかります。
巻末3ページで親向けのページを設け、8秒間で3つの動物になって避難場所を探すための練習方法や日ごろ、親子でやっておきたいことなどをまとめました。
内容説明
揺れはじめの8秒が生死を分ける!!地震発生時、たとえ子どもが一人でも「自分をまもる力」を身につけられる、安心絵本。
著者等紹介
清永奈穂[キヨナガナホ]
NPO法人体験型安全教育支援機構代表理事。株式会社ステップ総合研究所所長、博士(教育学)。犯罪、いじめ、災害などから命を守るための研究に取り組み、大学などの研究員や政府、自治体などの委員会委員なども務める。各地の自治体や幼稚園・保育園、小学校などで独自の安全教育を行っている
石塚ワカメ[イシズカワカメ]
イラストレーター。2児の母(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こふみ
22
「子どもの身をまもるための本」シリーズ2冊目。簡潔で分かりやすく、子どもだけでなく大人が読んでも勉強になります。いざという時、正しい行動が出来るように、時々読み返したいし、折に触れて読み聞かせしたい本です。2025/01/27
Midori Matsuoka
10
子ども向け防災絵本。「ゆれはじめの8びょうで うさぎ、ねずみ、かめさんのポーズになるのがだいじ」ということが学べる。 避難訓練で「おかしも」は浸透してるけど、この絵本で謳っている、 ○地震発生から8秒のうちに ○うさぎ=逃げる場所を探す ○ねずみ=素早く安全な場所へ走る ○かめ=身を守る というのを訓練に取り入れるのは大事だなあ、と思った。 読み聞かせに向いている絵本なので、避難訓練の時とかに読んでも良いかも。2025/01/04
しげ
8
これは良書。未就学児から大人まで読んで損はない防災絵本。地震が起きたときの室内の様子、街の様子、揺れの経過などを具体的にシュミレーションすることができて勉強になりました。カラフルでかわいらしいタッチのイラストのおかげで、不安を煽られすぎずに読めるのもよかったです。2024/08/13
きっちんきりん
6
防災意識高めの我が家。(心配症なだけ😂)息子も保育園での避難訓練を真面目に受けているようです。 この本も、真剣な顔で聞いてました。 近年の災害を踏まえた、気をつけたいポイントが具体的で良い本です。 「ああ、こんな風になるのか」という動画とかで感じるリアリティーがしっかりあって、石塚ワカメさんの絵がかわいいだけじゃなくてお上手。 家の中の避難場所=机の下で大丈夫と思っていたけど、改めて周りのチェックをしました。2024/02/11
さくら@絵本記録
4
【6歳9ヶ月】一人読みの後母と一緒に。娘ももうすぐ小学生。学童も応募したし、基本は送り迎えするつもり。でも一人になるタイミングも出てくるかも。能登地震をきっかけにこの本を借りました。一度読んで『怖いよ〜😭』と言いながらも、翌日もう一回読んでいました。『地震の時の集合場所はどこにする?』『おうちの中と外、どっちが危ないの?』『今地震が来たらどこに隠れるのがいいかな??』色々考えるきっかけになったようで何よりです。2024/01/13