内容説明
『三年生を送る会』の翌日。祥子の呼びかけで、みんなで遊園地に行くことに。待ち合わせ時間を決めずに、自由集合。祥子は、祐巳と開園時間には到着したいと気合十分!しかも、柏木と祐麒もいっしょに、車で行くのだという。柏木の運転する高級車が、4人を乗せ、遊園地へ向かって走り出した。しかしすぐに車が停まり、祥子が運転席に移動する!!祐巳の中で、ある過去の映像がフラッシュバックするが…。
著者等紹介
今野緒雪[コンノオユキ]
1965年6月2日、東京生まれ。『夢の宮 竜のみた夢』で1993年上期コバルト・ノベル大賞、コバルト読者大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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さわこ
15
かつてのリベンジで、みんなで遊園地に。シリーズもので少し番外編的な話が出てくると、だいたいはただの中弛みのような印象になってしまうけど、このシリーズは読むたびに新しい顔が見えてきて楽しい。由乃さんの気持ちを慮る祥子さまも、その祥子さまの気持ちを察する柏木さんも素敵だし、祐巳ちゃんは相変わらずどっしりしているし、飄々としたイメージの蔦子さんも笙子ちゃんの前だと何となくかわいい。必死で走ったのに成果を出せず慰められるユキチも面白い。瞳子と可南子さんも何だかいいコンビ。★★★☆☆2022/03/20
本木英朗
14
シリーズ第30作目。『三年生を送る会』の翌日。祥子の呼びかけで、みんなで遊園地に行くことに。待ち合わせ時間を決めずに、自由集合。祥子は、祐巳と開園時間には到着したいと気合十分! しかも、柏木と結麒も一緒に、車で行くのだという。柏木の運転する高級車が、4人を乗せ、遊園地へ向かって走り出した。しかしすぐに車が停まり、祥子が運転席に移動する!!という話だ。というかこれがわずか30ページ未満のことであって、あとは遊園地でみんな一緒に遊びましょうって感じなのが、また凄くよかったです、ハイ!(→)2025/08/08
kitten
10
マリみて再読。30冊目は、ボーナスステージのようなもの。遊園地リベンジだけど、なぜかみんな朝から沈んでいて、、というお話。全体の流れの中では、瞳子が妹になったところが、ピークで、あとはエピローグひ近い。そんな中で志摩子さんの秘密がまた一つ明らかになったけれども。でも、白薔薇姉妹で事件おこすにはそれくらいでないと。逆に、黄薔薇姉妹は何でもないことでも事件になってしまうが。令和の時代なら携帯電話どころかスマホでline、どころか位置情報まで全部わかりそうだな。最後まで出会えないなんてありえん。2021/10/29
咲穗
9
ついに約束の遊園地デート 待ち合わせはしないから各自楽しみましょう という祥子さまのスタンスにのっとって開催されたデート 黄薔薇姉妹、白薔薇姉妹はぎくしゃくしたスタートでしたが遊園地で過ごす中で徐々にモヤモヤが解消されていきます そして前巻の祥子さまのガリ勉はこういうことだったんですね! 祥子さまの提案にのっかって集まったペアのうち、瞳子、可奈子ペアだけ中々合流できないのも見所 笑2019/05/10
苗@中学3年生になりました
9
お姉さまと妹の絆が感動的!2018/02/10
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