内容説明
陸上部のエースだった正登は、ケガがもとで走れなくなり、部活を辞めた。ヒマな放課後、クラスメイトの健に誘われるままに、廃ビルの秘密パーティに顔を出してみる。酒と煙草、今日会ったばかりの仲間との会話。薔子は健のカノジョだが、なぜか二人でいると居心地がいい。正登は新しい世界を知ったと思った。そしてある日、正登は健に“白い粉”の使い方を教えてもらう…。
著者等紹介
深谷晶子[フカヤアキコ]
1979年12月25日生まれ。愛知県在住。県立刈谷東高校在学中に『サカナナ』で’98年度ノベル大賞受賞
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感想・レビュー
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Natsumi
4
図書館。サンクチュアリという言葉を初めて知った本。かっこいい!とテンションがあがったの今でも覚えてますが、あれがまさに中二病ってなつだったのか(笑) こうして昔読んだ本を登録してると、地元の図書館でいかに児童書やYA向けの本が充実してたかが分かってびっくりする。 あれが標準だと思ってたから、地元を出たときはショックだったなぁ。
雨音@読メ再開しました
0
久々に再読。怪我が元で、部活を辞め、カラッポになってしまった正登。空白を埋めるように、ドラッグに嵌まってゆく。彼が、最後に望んだのは。永遠を求める、彼と彼女の物語。2011/07/12