出版社内容情報
彼の耳が聞こえないことを知らずに、
一つ上の先輩・蛍斗のことを好きになった宮森かなで(中1)。
蛍斗先輩のことをもっと知りたくて、
先輩が所属する男子バレーボール部のマネージャーとして入部をすることに。
バレーボールも手話も初心者だけど、
少しでも蛍斗先輩と言葉や想いを交わしたくて ──── ?
聴覚障がいを持つ先輩との出会いからはじまる
甘ずっぱい初恋ストーリー。
内容説明
彼の耳が聞こえないことを知らずに、1つ上の先輩・蛍斗を好きになった宮森かなで(中1)。蛍斗先輩のことをもっと知りたくて、先輩が所属する男子バレーボール部に思いきってマネージャーとして入部をすることに。バレーも手話も初心者だけど、少しでも蛍斗先輩と言葉や想いを交わしたくて…?近くて遠い―甘ずっぱい初恋ストーリー。小学中級から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
3
小学校高学年女子が好きそうな本。聴覚障がい者と知らずに、無自覚に恋をしてしまった女の子。たまたま志望校が彼のいる高校で、入学後は彼のいるバレー部のマネージャーに。私なら、男目的でマネするなよって思っちゃうけど、この本のマネージャーはマジで良い子だった。現実なら、聴覚障がい者との恋愛ってすごく悩むだろうけど、児童書だからか、この悩みが薄い。え?今の子って、こんな簡単に受け止めちゃうものなの!?聴覚障がいのお話するなら、もっと踏み込んで欲しかったな。将が良い奴過ぎて辛い・・・将との恋愛なら次巻も読みたかったよ2025/11/16
HASE, Moto
1
夏の日、木に引っかかった帽子をひらりとジャンプして取ってくれた先輩と、仲良くなりたかった。勢いで「好きです!」と言ってしまったら、聴覚障がいを持つ先輩は申しわけなさそうな顔をした。 かなでも蛍斗先輩も、2人を取り巻く人々も、それぞれまっすぐな思いを持っていて気持ちがいい。そして切ない。バレー部の1年対2年の構図になるときも、相手を傷つけたくて対立するわけじゃないのが難しい。試合の後、丁寧で正直な対話がなされる場面は胸が熱くなりました。とてもよかった!2023/12/12




