出版社内容情報
徳川家康の元に嫁ぐことになった今川義元の姪・瀬名。「桶狭間の戦い」をきっかけに、家康は瀬名を置いて今川から離反。瀬名の日々は急転し、悲劇に向かって進む!
内容説明
徳川家康の元に嫁ぐことになった、今川義元の姪・瀬名。一男一女に恵まれた二人だが、「桶狭間の戦い」をきっかけに、家康は瀬名と子どもを置いて今川から離反。姫として不自由なく暮らしてきた瀬名の日々は急転し、悲劇に向かって突き進む…。今川氏親に嫁いで今川家をもりたて、のちに「女戦国大名」と呼ばれた寿桂尼。過酷な時代に翻弄された、二人の姫君の物語。対象年令、小学上級・中学から。
著者等紹介
藤咲あゆな[フジサキアユナ]
主なシリーズ作品に『戦国姫』(みらい文庫)などがある。脚本家としても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
30
築山殿といえば家康を扱う本ではほぼ確実に悪女扱いか、または悲しい犠牲者といった描写しか読んだことがありませんでした。この作者は毎回紹介する女性をとても肯定的に描写するところが好き。瀬名姫という誇り高い女性が自分らしく生きた姿を読んで、娘も色々と考えさせられたようです。現在は「早く井伊直虎が読みたい」と騒いでいますが。2022/06/06
茉莉花
16
徳川家康の元へ嫁ぐことになった、今川義元の姪・瀬名。一男一女に恵まれた二人だが、「桶狭間の戦い」をきっかけに、家康は瀬名を置いて今川から離れてしまう。瀬名の幸福な日々は終わり、悲劇に向かって突き進む……! 大河ドラマの直虎に出てきた方ですね! 歴史が大好きな人におすすめです!さらに、絵が可愛いので、絵が好きな方や着物が好きな方も楽しく読めると思います♪2020/11/05
ゆにす
6
瀬名の生まれの背景を理解すると、悲劇の人だなと思います。信長・秀吉・家康の誰が好きとかいうけど、歴史本を読むとみんな好きじゃないかも。2023/02/08
HNYYS
3
図書館本。天下の家康に嫁いだものの家康の汚点と思われたのか悪女扱いをされてしまった築山殿(瀬名姫)の悲運。家康が憎らしく感じてしまうほど築山殿があまりにも可哀想でした。2020/03/28
KIYO
2
【図書館】最近ハマっている戦国姫シリーズ8弾。瀬名姫(徳川家康正室・築山殿)と寿桂尼(今川義元実母)のお話でした。築山殿と言うと、いじわるなイメージですが、戦国の世に生きる武家女性は色々な苦労があったはずで、そんな瀬名姫の生涯が描かれています。切ない最期が辛かったです。2019/05/01
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