出版社内容情報
リスパリ(分散投資)は「株、国債、金(ゴールド)などをうまく分散」して、不確実な未来の経済変動に対応する投資方法です。
多くの人は、分散投資は株式投資よりもリターンが低いと考えていますが、それはうまく分散する方法を知らないがための誤った認識です。本書は「リスパリ」というちょっと「抽象的」で「難解」だけれども、絶対に負けない投資方法を図を豊富に用いて解説。読者のリスク許容度に応じた4 種類の鉄板ポートフォリオを包み隠さず公開し、その再現性の高さを過去50年間のデータ分析で証明しました。投資初心者でも株価暴落を恐れずに安定したリターンを得られ、最終的に株式投資を超えるリターンを得られるようになります。
内容説明
株式集中投資には高いリスクがつきまとう。なぜなら、「株価の大暴落」「株価の長期低迷」「ボラティリティ(株価の乱高下)」という3大リスクを覚悟して、受け入れなければいけないからである。投資で大切なことは、市場が今までに起きなかったような不測の事態(戦争、疫病、革命、通貨暴落など)に見舞われても、ポートフォリオがそれに耐えられるかどうかだ。本書で述べる「リスパリ」は他のどんな投資スタイルよりも、不確実な未来で利益を出すことができる優れた戦略である。
目次
第1章 新NISAブームに潜む株式投資の罠(株式投資のみはリスクが大きすぎる;~株式集中投資のリスク(1)~株価の大暴落 ほか)
第2章 どんな経済環境でも強いリスパリ(世界経済がどうなっても安心の基本ポートフォリオ;レイ・ダリオの投資戦略とそのコンセプトがベース ほか)
第3章 バックテストで読み解くリスパリの真価(リスパリのパフォーマンスをバックテストで理解することが重要;~米国株に100%集中投資~不安定なリターンに襲われる ほか)
第4章 レバレッジ×分散投資で株式投資に勝つ方法(危険なイメージのレバレッジはリスパリと相性抜群;株式投資を上回るポートフォリオはこれ! ほか)
第5章 リスパリに弱点は存在するのか?(リスパリの弱気相場は現金に負けるとき;~リスパリの弱点(1)パニック相場~下落期間は1年未満であることが多い ほか)
著者等紹介
堂瀬とうしろう[ドウセトウシロウ]
1978年生まれ、億り人・個人投資家。米国カリフォルニア州不動産ブローカー試験合格者。中央大学法学部卒業。日本赤十字社の財務部門で資金運用(債券・現預金など)に従事。不動産投資運用会社で取締役を務める。現在はFIREを達成。どんな投資初心者でも3本のETF(上場投資信託)と5銘柄だけで株式投資に勝てるリスクパリティ戦略を独自に考案する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。