出版社内容情報
戦争の中で生きる希望を書き続けたアンネの短い生涯をいきいきと描くまんが人物伝。
ユダヤ人というだけで、ナチスの迫害にあったアンネ。アンネの日記に描かれた二年間の隠れ家生活だけでなく、誕生から強制収容所での最期の瞬間までを克明に描く。今もなお世界の人々に平和を訴え続ける感動の伝記。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
79
図書館本。 ナチスに見つかった後の収容所の様子がむごい。後、オランダにもナチスに肩入れする輩がいたのですね。ドイツに肩入れした日本を憎むオランダみたいですが…人のこと言えないじゃないか!2023/03/29
たまきら
31
差別については様々な本を娘と読んできました。先日同じクラスの中国の女の子が差別を受け、先生たちが迅速に対応してくれましたが、娘にとっては身近で起きた初めての経験だったため、たいそう驚いたようです。自分から色々聞いてくるので、この本を借りてきたところ、早速読みふけっていました。ただただ差別の恐ろしさ、理不尽さに唖然としているようです。そんなドイツと日本は戦争で味方同士だったという事実も驚きだったようです。今後どんな風に自分の意見をまとめていくのか、楽しみにオカンは待っていようと思います。2020/12/16
まきまき
14
一連の事件で気になったようで、子供が学校から借りてきました。大人が読んでもグッときます。どのような状況にあっても、自分を見つめ、希望を持ち続けることは難しいのですが、15歳のアンネが最後まで諦めなかったことを心に留めておきたいと思います。2014/03/03
フミ
9
自分の夢を叶えられない。自分も頑張っていたのに!悲しい2016/06/24
wasabi
8
【松江市鹿島公民館蔵】強制収容所で亡くなったことが分かっていても、あと数日生きのびていたなら解放されたのにと残念だ。コルベ神父の伝記でホロコーストを知ったけれど、あの地獄の中でアンネと同じく逝ったユダヤ人は600万人。収容前に、ナチスの恐怖に怯えながらも将来を夢見て綴られた少女の日記は、とても読めない。自国が窮状に陥り、他国や他民族を踏み台にしてでも幸福を得よう。そんな思想の狂人に政権を委ねるって、なんだか今の出来事だわ。2016/11/10