感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コウメ
35
火の神様がおられるんじゃよ。いや知らねから(知っていても大変多すぎ。)シッダールタの生老病死。諸行無常の心を安らかに欲望をおさえて生きてかなければならない。か大変だ。中国の歴史ってやっぱり面白い。孔子登場か、「論語」読んでみよう。古いものをよく研究すると新しいものが見える。李斯、呂不韋、政、項羽、劉邦、樊噲、蕭何、2019/04/22
morinokazedayori
8
★★★★★ブッダの話と、中国の殷から漢までの話。子どもの頃は陰謀術策はびこる歴史上の話に、時代の大きなうねりと共に、ある種のロマンも感じたものだが、今の世にもしこのようなことが起こったらという目で改めて読み直すと、血生臭い歴史の繰り返しが愚かに思える。全人類が平和に暮らすのは、こうも難しいのか。と思いながら読んだ。2015/11/19
かつ
8
古代インドと中国の編。実際ブッダが存在してたんですね。正式名はシッダールタ。また、戦乱の古代中国、何かよくわからないけど中国人は安定をあまり欲しない国なのか。好戦的。正味700年の中で戦乱が多いね~。殷王朝、周王朝、戦国時代、秦の始皇帝、皇帝と名乗ったのは始皇帝が初。劉邦と項羽からの漢帝国。この二人のくだりは小説でよく取り上げられているので名前は聞いたことはあったけど内容は全く知りませんでした。面白そうなので読んでみようかな。ちなみに前漢の後の後漢の光武帝から倭の奴国は金印をもらったんだね~。2015/08/22
白義
6
胡麻やニンニクに胡椒、ニンジンは大月氏国から中国にもたらされたものだそうな。シルクロードもそうだが古代史の国際交流って思いの外大規模で面白い。インドと中国の文明をメインに、仏教儒教に漢の発展まで、さすがに大まかな解説の流れは史記などで整えられているしオリジナル要素は少ない。李斯が多くの本ほど悪役にされてないのはこの手の啓蒙書としてはやや新鮮な感じがする。インドからは安定のマウリヤ朝アショーカ王。貧民への施しなど歴史を先駆けていた名君である2013/04/03
Nick Carraway
2
古代インドのチャンドラグプタやアショーカ王、クシャーナ朝のカニシカ王など、懐かしいっす。殷・周~秦・漢に至る歴史はお馴染みのものである。黄河文明は、現在は河江文明と言うとか、レーニンも現代のミイラ扱いされてるとか、ためになったなあ。監修の東大教授(当時)・平勢隆郎(勢の字の左上部分が生(㔟)で、隆の字の夂と生の間に一が入る)先生の「わたしが歴史学者になったわけ」は、周囲に良い大人や先輩がいてくれて羨ましいお話。2020/06/30
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