内容説明
日進月歩の今日、人の社会生活は多くの人々と複雑な交渉をもちながら営まれている。国家や社会との関係、物の売買・金銭の貸借等の取引関係、夫婦親子等の身分関係、医療・社会福祉の問題等々である。このような種々の関係を秩序よく維持し、社会生活を円満たらしめているのが、一定の規律・即ち諸々の法制度である。本書は、共著であるが、各々専門分野を活かし、今日的視点から、社会生活に欠かせない法の仕組と問題を、簡明に紹介した生涯教育にも役立つ入門書である。
目次
第１章 法の基本原理
第２章 日本国憲法と統治制度
第３章 日本国憲法と基本的人権
第４章 現代の財産法
第５章 現代の家族法
第６章 刑法の基本原理
第７章 現代の労働法
第８章 現代の社会保障法
第９章 現代の法と裁判
資料（親族表；民事第一審訴訟手続；ハムラビ法典；モーゼの十戒；学説彙纂；ナポレオン法典；土地財産の保有簡易化、自由使用および農村住民の人格関係に関する勅令；ヴァージニアの権利章典；フランス人権宣言；占領政策の基本方針）
