内容説明
『ベーオウルフ』という英雄叙事詩。すべてはここから始まる。かつて西欧で語られ描かれたその姿、そこに今日の私たちが楽しむファンタジー物語の原点があるのだ。それが特殊効果を用いて描かれるような、いかなる特別な能力を備えた主人公であれ、その原点は英雄「ベーオウルフ」の姿に求められる。そして、私たちのファンタジーの原点であるその物語の結末に、私たちは胸を打たれる。
目次
いざ 槍に優れたデネの民…
時がたち城市のうちで…
かの悪鬼夜の帳がおりたあと…
ヘアルフデネ先王の御子…
指揮とる領袖 語彙の蔵…
行く道は石を敷き…
シュルディング人守る王…
シュルディングの守り主…
エッジラーフの息ウンフェルス
(ベーオウルフのことばが続く)「われに憎しみ…〔ほか〕
著者等紹介
枡矢好弘[マスヤヨシヒロ]
1933年5月9日、神戸市に生まれる。1956年、甲南大学文理学部文学科卒業。1960年10月~61年6月、英国エディンバラ大学留学(英国文化センター給費生)。1973年4月、甲南大学文学部教授。1977年7月~78年8月、英国エディンバラ大学言語学科客員研究員(甲南大学在外研究員)。2002年4月、甲南大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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