内容説明
最古の詩集『詩経』(「毛詩」)。本書は、周王朝の政治を中心とした「大雅」、天子・諸侯の征伐・饗宴等を中心とした「小雅」、先祖神霊を宗廟に祭って、その徳を讃美した「頌」を収録する。
感想・レビュー
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ゆうきなかもと
11
ようやく読み終えた。大体、四書五経を読むときには、原典+参考書をつけて読むのだが、なにせ「詩」なので、「詩経」の解説書から、イリアス、オデュッセイア、万葉集から各国詩人まで、様々な本と並行して読んできたのだが、きりがないので、ここらで原典は読み終えます。詩とは何ぞやという問題意識を持ちながら読み進めて来ましたが、結論としては、詩とは、「法外」であるということかと。詩経の各詩のテーマは、性愛、感情、平和と戦争、感謝、礼楽、祭りって感じだと思うんですが、要するに、言葉による法外でのフュージョン。それが詩経。2022/05/05
ろな
1
不朽の名著。著者の篤実な人柄がしのばれる。読んでよかったのだろうか?「子曰く、詩三百、一言もって之をおおえば、曰わく、思いよこしま(邪)無し」2013/08/21