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内容説明
飛空船の登場により果てなき大空へと乗り出した人々は、やがて空に浮かぶ広大な大地を発見した。噂に導かれ冒険心から空飛ぶ大地へやってきたエムリスとアーキッドは、たどり着くなり争いに巻き込まれてしまう。戦いのさなかに飛空船から落下してしまったアーキッド。彼を助けたのは空飛ぶ大地に住まう有翼の民、ハルピュイアであった。キッドはハルピュイアと行動を共にしながら、空飛ぶ大地に眠る重大な秘密に直面する。源素晶石―飛空船に必要不可欠な物資が大地の下に眠っているということに。鉱脈を狙って続々と上陸を果たす国々。大地を踏み均す幻晶騎士の大部隊。強欲なる商人があり、眠れる北の巨人がある。その裏では黒騎士たちが暗躍し―。そうして混迷を深める空飛ぶ大地に、ついに彼が現れる!
著者等紹介
天酒之瓢[アマザケノヒサゴ]
『ナイツ&マジック』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
35
噂に導かれ冒険心からやって来たエムリスとキッドが早々に巻き込まれた空飛ぶ大地を巡る争い。そこに新婚旅行中の銀鳳騎士団団長・エルたちが合流してさらなる混迷を極めてゆく第十弾。エムリスとキッドとハルピュイア、浮遊大陸征服を目指すパーヴェルツィーク王国の王女・フリーデグント、ゲリラ的に暗躍する狂剣・グスターボなど、いくつもの勢力が入り乱れる中に新婚旅行中のエルたちが合流し、さらには竜や因縁の相手も現れたりする中、キッドたちは振り回されて疲労困憊なのに、新型機を駆ってやりたい放題だったエルが輝いてましたね(苦笑)2020/09/29
こも 零細企業営業
28
空でもエルくん大暴れ。 空戦仕様なのに接近戦特化型とかピンキー!パイルバンカーなんかあったら完璧だったのにw お姫様をアクロバットに巻き込んで、龍を相手に大立ち回りww2020/10/03
わたー
21
★★★★☆久しぶりの新刊。浮遊大陸の覇権を巡り、様々な勢力がそれぞれの思惑で動き出す。更には、旅行感覚の我らが騎士団長閣下まで参戦して、ますます混迷を極める盤面。読者にとっては全く以て平常運転ではあるが、楽しそうなエルきゅんに振り回される方々が不憫。特に、なまじ救われてしまって、コックピットを共にした敵国の王女が憐れ。内容に関しては、刊行期間が空いたことを感じさせなくて良いが、イラストが残念。今までほとんどなかったモノクロのロボのイラストがあったのは嬉しいが、白背景に不安定な線なのは如何ともし難い。2020/10/01
よっし~
12
エルくん、今回も大暴れでしたね。 このシリーズはストーリーの妙も然る事乍ら、エルくんの胸のすくような大暴れこそ、その真骨頂があります。 読み終わるとカタルシスが得られます。 まさに、昭和のスーパーロボットのアニメと同じですね。 ただ、今回は他のメンバーにももう少し活躍の場があっても良かったかなと思わなくもないですが笑2022/12/13
真白優樹
12
浮遊大陸に新たな飛竜戦艦が現れ混迷が深まる中、エル達がキッド達に合流し新たな魔王が目を覚ます今巻。―――覚悟を乗せて駆けよ空。奴の手から守り抜くために。 例え乗機がイカルガじゃなくても関係ないと言わんばかりにエルが乱入しいつもの面々による大騒動が始まっていく中、かの小王が駆る魔王が新たな姿となって蘇る今巻。待たされた分、様々な場所で戦火が炸裂する巻であり、目まぐるしく駆け抜ける疾走感が癖になる巻である。一先ずの痛み分け、出会う者達。果たして彼との決着は今度こそ叶うのか。 次巻も勿論楽しみである。2020/10/06