MMT現代貨幣理論入門

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MMT現代貨幣理論入門

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  • サイズ 46判/ページ数 536p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492654880
  • NDC分類 341
  • Cコード C3033

出版社内容情報

第一人者による「バイブル」、待望の邦訳!

アメリカで大論争、国会でも議論白熱。

いち早く日本に紹介した中野剛志氏と、「反緊縮の旗手」松尾匡氏によるダブル解説。

貨幣観を一新!

MMTは、イデオロギーでもなく、願望でもなく、現実なのである。

【MMT(現代貨幣理論)の特徴】
●日本や米国のように「通貨主権」を有する政府は、自国通貨建てで支出する能力に制約はなく、デフォルトを強いられるリスクもない。財政赤字や国債残高を気にするのは無意味である。
●政府にとって、税金は財源ではなく、国債は資金調達手段ではない。政府が先に通貨を支出しない限り、民間部門は税金を納めることも、国債を購入することも論理的に不可能である。税金は所得、国債は金利にはたらきかけ、経済を適正水準に調整するための政策手段である。
●政府は「最後の雇い手」として、希望する人々全員に、一定以上の賃金水準で就業する機会を約束することができる。この「就業保証プログラム」は、「完全雇用と物価安定」という公共目的に資する、強力な経済安定装置である。


【内容紹介】
「財政は赤字が正常で黒字のほうが異常、むしろ、どんどん財政拡大すべき」という、これまでの常識を覆すような「現代貨幣理論」(MMT)。MMTでは「就業保証プログラム」により、完全雇用も可能とされている。
アメリカでは、本書著者のL・ランダル・レイをはじめ、次の次の大統領とも言われるオカシオコルテス下院議員やサンダース大統領候補のブレーンを務めたステファニー・ケルトン教授たち「MMT賛成派」と、ノーベル経済学賞受賞の経済学者クルーグマン、元財務長官のサマーズ、FRBのパウエル議長、著名投資家のバフェットたち「MMT批判派」との間で大論争が起こっている。日本でもNHKや新聞などマスコミ報道も増えるなか、日銀の黒田総裁も否定的なコメントを出し、国会では議論が白熱している。
はたして、この理論はいったいどういうものなのか。
MMT研究の第一人者、L・ランダル・レイによる「バイブル」、待望の邦訳。
巻頭と巻末では著書『富国と強兵 地政経済学序説』でMMTをいち早く日本に紹介した中野剛志氏と、「反緊縮」の旗手で「日本のバルファキス」とも言われる松尾匡氏が、理論のポイントやMMTを取り巻く現状や経緯ととともに解説する。

目次

マクロ会計の基礎―1つの部門の赤字は、別の部門の黒字に等しい
自国通貨の発行者による支出―租税が貨幣を動かす
国内の貨幣制度―銀行と中央銀行
自国通貨を発行する国における財政オペレーション―政府赤字が非政府部門の貯蓄を創造する
主権国家の租税政策―「悪」に課税せよ、「善」ではなく
現代貨幣理論と為替相場制度の選択―失敗するように設計されたシステム「ユーロ」
主権通貨の金融政策と財政政策―政府は何をすべきか?
「完全雇用と物価安定」のための政策―「就業保証プログラム」という土台
インフレと主権通貨―「紙幣印刷」がハイパーインフレを引き起こすわけではない
結論‐主権通貨のための現代貨幣理論―MMTの文化的遺伝子

著者等紹介

レイ,L.ランダル[レイ,L.ランダル] [Wray,L.Randall]
経済学者、ニューヨークのバード大学教授兼レヴィ経済研究所上級研究員。セントルイスのワシントン大学在籍中はハイマン・P・ミンスキーに師事。専門は、貨幣理論と金融政策、マクロ経済学、金融不安定性、雇用政策。ポスト・ケインジアンの代表的研究者・論客の一人。パシフィック大学で学士号、セントルイスのワシントン大学で修士号および博士号を取得。ローマ大学、パリ大学、ベルガモ大学、ボローニャ大学、メキシコ国立自治大学(UNAM、メキシコ市)の客員教授や、ミズーリ大学カンザスシティ校の教授等を歴任し、現在に至る

島倉原[シマクラハジメ]
株式会社クレディセゾン主任研究員。1974年、愛知県生まれ。1997年、東京大学法学部卒業。株式会社アトリウム担当部長、セゾン投信株式会社取締役などを歴任。経済理論学会および景気循環学会会員。会社勤務の傍ら、積極財政の重要性を訴える経済評論活動を行っている

鈴木正徳[スズキマサノリ]
1964年生まれ。都立西高校、早稲田大学法学部卒業。1987年、第一勧業銀行入行。2002年よりローンスター・ファンド等、複数の投資ファンド系資産運用会社に勤務。現在はフリーランス(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろき@巨人の肩

85
日本の異次元金融緩和と財政赤字を容認する「異端」の経済学理論として注目されるMMT。実体は「主権通貨とは何か」を突き詰めた理論であり、貨幣の捉え方を一新する。マクロ会計では常に、金融資産とは誰かの負債であり、赤字から貯蓄、債務から資産の流れ。主権通貨においては「国内民間収支+国内政府収支+海外収支=0」となり、政府収支のみを均衡させる必要性はない。また、主権通貨を裏づけているのは「租税」であり、租税が貨幣を動かす。財政赤字の平衡点は、財政収支ではなく、インフレ率と他通貨との為替相場によって決まる。2023/02/24

seki

18
今注目されているという現代貨幣理論の入門書。内容の当否はともかく「租税が貨幣を動かす」などフレーズ的には分かりやすいものが多い。MMTは自国通貨を発行する政府は積極的に財政支出することで経済停滞を抜け出すことができるとし、財政均衡論を批判する。納得できるところも多いが、租税を上下させる際の複雑な議論や予算による財政支出の縛りなど民主的プロセスをあまりに軽んじているような印象もあり、そこが批判される要因の一つだろう。論争の行方は専門家に任せるしかないが、時にはマクロ経済について考えてみるのも楽しい。2019/12/17

あつお

14
本書は、経済学の中で貨幣とは何かという根本的な問いを丁寧に掘り下げ、政府の赤字を恐れる必要はないというMMTの考え方を明快に解説する。貨幣を国家の負債と捉えるその視点は、人々の常識を覆すインパクトを持つ。税と支出の順序、通貨主権の概念、そして雇用保証制度を通じて、経済政策のあり方そのものを問い直してくれる構成だった。難解な部分もあったが、読むたびに理解が深まる一冊であり、経済を人間の営みとして見つめ直す貴重な契機を与えてくれる内容だった。2025/04/08

Hiroo Shimoda

14
トンデモ学説かと思っていたが、まとも。財政収支の均衡(脱赤字)に拘るのは意味がないと主張しているだけで、ヘリコプターマネーが全てを解決するとは言っていない。インフレや為替リスクには言及している。MMTの主張通り現代日本は政府債務を増やし続けても特に問題はなさそうであり、正しい説の可能性もあるな。2019/12/07

月をみるもの

12
“「モノとしての貨幣」の、制度としての本質は何か?  最も明白な共通の特徴は、「負債の証拠」だということである。硬貨、財務省紙幣および中央銀行券は政府の負債、銀行券や預金は銀行の負債である。さらに我々は、モノとしての貨幣の定義を、短期証券投資信託( money market mutual funds)の持ち分(これも、その発行者の負債である)などを含むように拡大することができる。“ → 続く 2019/11/09

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