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内容説明
クランバトルで『栄光の道』に勝利したリルドールたちはコロネルを取り戻し、クラン『無限の灯』として慌ただしく活動を続けていた。そんな折、リルドールは決闘で負けて追放されて以来、一度も戻っていなかった実家から呼び出しを受ける。そこで父親から、五十階層主討伐の褒賞として、叙勲の話が来ていると聞かされた。リルドールは家族との確執に揺れながらも、ようやく手にし始めた栄光に、明るい未来を思い描いていく。叙勲式当日。華やかなドレスを身にまとったリルドールたちはそこで、すっかり破壊され、血に塗れた会場を目にする。呆然とする彼女たちの前に現れた男は、コロネルの育ての親のような存在、クルクルだった―。
著者等紹介
佐藤真登[サトウマト]
第11回GA文庫大賞にて大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
八岐
2
★★★★★ クルック・ルーパーが敵役としてあまりに凄すぎて、とてつもなく凄すぎて圧巻、圧巻だった。凄かった、とんでもなかった。 彼の強さよりも信念の強烈さが、意志の壮絶さが、その口から叫ばれる台詞言葉のすべてがあまりにも鮮烈で胸を打つ。これほどの敵役が他にいるだろうか、これほど魅力的な悪役が存在するのだろうか。古今東西に比類なき英雄殺し。その動機が、あまりにも、あまりにも熱く熱く。ああでも、格好いいなあ。その生き様は、非道いもので酷いものだけれど、その一途さは惚れずには居られない。ああ、本当に凄かった。2019/08/09
Theodore
0
4巻の姉妹百合っぽい雰囲気は鳴りを潜め、今回はやたらとむさくるしい牡臭い展開に。100層目前でクライマックスが近いと見え、ついに世界の秘密の一端が解き明かされる。続きが楽しみなシリーズ。次巻以降に遭遇するであろう「化け猫」は雌らしい?から、少しは女子度もアップするかも…?2022/07/13
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