クルーグマン教授の経済入門

クルーグマン教授の経済入門

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  • サイズ B6判/ページ数 391p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784073000150
  • NDC分類 331
  • Cコード C0033

内容説明

経済にとっていちばん大事なのは、生産性と所得配分と失業だけ。あとはすべてこれにどう影響するかという点でしか意味がない。インフレには大した害はない。規制緩和は万能じゃない。…これまで誰も教えてくれなかった経済学の常識を、最先端の理論を交えてやさしく解説し、経済全体と経済政策を見るための“視点”をくれる、楽しくて役に立つスーパー・エンタテインメント啓蒙書。

目次

第1部 経済のよしあしの根っこんとこ
第2部 相も変わらぬ頭痛のタネ
第3部 政策問題
第4部 砂上の楼閣ファイナンス
第5部 アメリカの未来
番外編 日本がはまった罠

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hiroki Nishizumi

3
読みやすい文章で好感がもてる。内容が少々古臭くなったのは致し方ない。入門書として良いと思う。2021/04/20

肉尊

2
語り口調でとっつきやすいが、なんとなく腑に落ちない一冊。80年代に日本の対米直接投資の増加は、為替相場という指摘はなく、米国側の法人税減税改革であること、国際協調は経済大国間の相互依存関係が小さすぎるので、アメリカにとっては大した問題ではないことが述べられていた。そもそも対GDP比30%「しか」又は「も」というような捉え方によって経済分析は何とでもできるような不信感が募りました。あと翻訳が時々、オネエ系になるのがとても気になりました。2017/08/02

脳疣沼

2
山形浩生の訳はくだけたものが多いのだが、その中でもその度合いが強い。まあ、読んでるうちに慣れます。米国経済の話が中心だが、ほとんどの事柄は日本にぴったし当てはまる。たとえば年金の話なんかは、今まさにだろう。日本の場合は給付カットと負担増が仕組みとしてすでに組み込まれている。あとは消費増税だが、これはさすがに国民に跳ね返されてしまった。政府あるいは日銀の政策に賛成反対する前に、前提となる知識を吸収するにはぴったりの本である。分かりにくい部分は訳者の注があり素晴らしい。ちょうど痒いところに手が届く感じである。2016/10/26

かも

0
★★★★☆とてもシンプルにリアルな経済を理解できる。経済を左右するのは生産性、所得の分配、失業の三つのみと言い切る勇ましさ!貿易赤字や為替や保護貿易その他全ては、この三点にどう影響するかというレベルでのみ議論するという分かりやすさ!タイトルが経済「学」入門ではなく、経済入門なのもうなづける。2017/10/26

0
クルーグマン教授の専門知識を噛み砕いて説明された本である。金融とマクロは個人的に不得意なので、これを読んで基礎的なことだけでも吸収したいと思った。理論的な解釈が出来る本ではなく、グラフや実社会の現象・問題について書かれている。おまけとして日本についても書かれている。流動性の罠などは久々に目にした。しっかり説明できるようにしたい。2014/08/14

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