内容説明
あなたは、子どもを体当たりで愛していますか?力いっぱい、抱きしめていますか?アクセス数200万を超える人気サイト「こころの散歩道」の主宰者が、あなたの心の闇に迫ります。
目次
序章 今どきの家庭
第1章 「りっぱな家庭」とは
第2章 貧しさの中での犯罪と「りっぱな家庭」
第3章 現代の「りっぱな家庭」と犯罪
第4章 現代型「りっぱな家庭」の犯罪ケース
第5章 20世紀最後、2000年の少年犯罪者たち
第6章 21世紀最初、2001年の包丁男
第7章 家庭から犯罪者を出さないために
第8章 21世紀にも「家庭」を残すために
著者等紹介
碓井真史[ウスイマフミ]
1959年東京都墨田区生まれの下町っ子。幼稚園中退。日本大学大学院博士課程修了、心理学博士。流氷の見える道都大学教授を経て、日本海に沈む夕日が美しい新潟青陵大学看護福祉心理学部教授。文部科学省スクールカウンセラー。年間50回の講演をこなし、地元ローカルテレビ、ラジオのコメンテーターをレギュラーで務めるほか、全国版のニュース、新聞、雑誌などにコメントが載る。主宰ホームページ「こころの散歩道」は、アクセス数200万を超える人気サイト。インターネット上の活動は、朝日新聞の社説にも紹介される
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感想・レビュー
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kamomi
7
「カウンセラー」と一緒になんとなく借りた本。『学ぶ時に劣等感を身につける今の教育』『難しい漢字は読めても本嫌いな子』『「私はバカだから」と小2の子に言わせるな』とかの現状の次は、過去にあった事件と家庭環境が書かれ・・・ここでちょっと気分が暗くなり2日空けてやっと読みました。平成13年の本なので、今と社会とのズレはありますが、根底にあるのは同じですね。*図*2012/01/29
E M !
2
犯罪者となってしまった少年達の生育背景は、身近に感じられるものもあって少しびっくりしました。何が正しいとただ考えるのではなく、どんな形でもコミュニケーションをとってくことが大切なんでしょうかね、きっと。2010/12/28
nao
0
とっても読んで良かった本です。皆、もがきながら生きている。どんな立派な人でも、多少なりとも問題は抱えている。この本を読んでおけば、もっと肩肘はらずに生きられるのかなあと思った。子供と共に成長していけば、もっと犯罪を起こさない子どもが増えるのかも。まわりも気がついてあげられる社会になるべきだとも思った。2023/05/19